日時 2003年11月2日(日)6:00-16:00
場所 遠州(メインは浜岡原発沖)
天気 晴れのち曇り
波 低かった
風 少なかった。凪だった。
船 我等が章福丸
ターゲット カンパチ、ブリ
メンバー シヴァ会長、エン(大王)、トヨ、手下、しげQ、スナフキン、コイサンマン、エギン
結果 ブリ8.5kg_*1(トヨ)、ワラサ5.2kg*1(エギン)、ワラサ3.8kg*1(しげQ)
   サワラ2kgちょいくらい*2(スナフキン、コイサンマン)

「最近、エギンくんが釣っちゃうからReportが面白くない」@通りすがりの人
???
本当に面白くないかどうか、今日のReportを読んでくれ。

2003年11月2日、遠州ゲンパツ沖。
今日の釣行が、我々にとって、どんな(位置づけの)釣行だったか
遡って解説させて欲しい。

時は遡ること2002年9月1日
こともあろうか、大王は6kg、8.5kgと2本のカンパチをGETした。
しかも船中で(カンパチを釣ったのは)たった1人だけ。
大王の実力を認めざるを得なかった。
懺悔(ざんげ)をしたエギン、太刀すら(なかなか)釣れなかったスナフキン、
通えど通えど遠州でカンパチを釣ったことのないJoker会長の3人は、
大王の笑顔を横目に、夕暮れの涙橋を潜ったのだった。
そして、この日から、大王の暴言が始まった。
「遠州は俺の海だから」@大王
「遠州でカンパチ釣らせたら、俺の右に出るもんは・・・」@大王
事あるごとに、行く先々で暴言を吐いていた。
暴走機関車と言いたいとこだが、結果を出しているだけに
暴走とも言えず、どうすることもできなかった。

ぐっと最近になって2003年10月19日の三国沖パルパロジギングバトル。
小魚こそ沢山釣ったものの、大きい魚は釣れず上位入賞できなかった大王。
「まあ、ブリは下手でもまぐれで釣れるから」@大王
「カンパチ、ヒラマサは(しゃくりを)わかっとる奴でないと釣れんでさあ。
 カンパチ釣ってこそ、本当の・・・」@大王
「11月2日に俺が(カンパチを)見せたるでー、(エギン)逃げるなよ」@大王
同じく三国で結果を出せずに、同じようなわけのわからん言い訳を
していた手下君もバツ沖に参加することになった。

徐々に徐々に決戦の日(11月2日のことね)が近づいてくる。
「みんな、どうしても俺の釣ったカンパチ食べたいらしいでさあ、エギンくん
 悪いけど、出刃とまな板持ってきてね。みんな欲しいって言っとるでさあ
 20kg1本と10kg1本でええか」@大王
「手下くんもPE6号とか8号とか言っとるけどさあ、みんなさあ、
 そんなことしたって無駄だにー、どうせ釣るのは俺だけだでさあ。
 重いジグ使うだけ草臥れるだけだよ。
 バスロッドかシーバスロットでやっときゃあええがー。
 俺以外は、みんな人数合わせのサクラなんだは、実際のところ。
 エギンに全く当たりが無いのは確かだし」@大王

そして前日の11月1日。
「最近、章福の船長、いいとこ流して3本くらい掛けとるんだけど、
 全部やられとる(切られる)らしくてさあ、港でぼやいとるらしいよ。
 ほいだで、そろそろ俺らが男にしたらんとねえ」@エギン
「当たり前だがねー、明日は俺が(章福の)船長を男にしたるー」@大王
「大王さん、調子に乗るのはいいけどねえ、(大王がカンパチを)釣れんかったら
 俺は遠慮せんでねえ、はっきり言っとくけど本当に遠慮せんよ、俺は」@エギン

さあ、遠慮せずにずばずばいきますぜー。
逃げるなよ大王!

さて前置きが長くなったけどReportの始まり。

今日は特に濃いメンバーが新居に集まった。
最近三国が多かったので、章福の船長も、朝からご機嫌。
タックルを見る限り、手下くんが一番気合入っている。
彼の狙いも10kgオーバーらしい。
「10kg以下なんて、みんなシオだよ」@行きの車中の手下くん
 ↑そういうことらしい。

いざ出船。
秋の遠州では稀な凪。
今切を出て東に向かった瞬間、船長の気合が伝わってくる。
どんな魚が我々を待っているのだろうか。

暫く走ってバツ沖に到着。
早速釣り開始。
わずか2投目くらいだった。
「Qちゃん掛けとるよー」@パル
いきなりしげQにヒット。
「やるなあQちゃん」@大王
あがってきたのは3.8kgのワラサ。



よー引いたらしい。
「ワラサはどうでもええんだわ、ワラサは」@この時点ではまだ元気のある大王
この一発で気合が入る。
(やっぱ章福の船長、いい時間にいいとこ入ってくれるわ)@冷静なエギン
するとこんどはスナフキンにヒット。
これはサワラ。
「サワラはどうでもええんだは、サワラは」@まだ元気のある大王
「俺はカンパチ釣りに来とるだでさあ、
 まあ(俺がカンパチ釣るのも)時間の問題だけどねえ」@大王
まあ馬鹿な大王はさておいて、とにかく魚っ気があった。
コイサンマンもサワラGET。
なんとなく、もうそろそろ釣れそうな気がしていた。
「おっし、来た」@思いっきりフッキングするエギン
「あ、エギン来とる」@パル
すぐ青物だとわかったが、たいしたことなさそう。
「たいしたことないよ」@エギン
この程度の魚だとドラグは全然出ない。
「あ、結構いいよ」@パル
引きはたいしたことなかったが5.2kgのワラサGET。



船長も嬉しそう。
「やるなあ、エギン」@若干声が小さくなってきた大王
「下手くそだなあ、あんたち、まだ魚釣れんのー」@エギン
(大王も会長もノーバイト。いいぞーいいぞー、いい展開だぞー。)@エギン
(俺に言わせりゃー、大王が沈むのも時間の問題さ)@エギン
「エギンくん暫定1位かもよ」@会長
会長もサワラヒットしたがアシスト切れ。
底の方にも、上の方にも居るみたい。
こんなサワラの当たりのあった後だった。
「来た」@トヨ
結構走っている。
「もっと(ドラグ)締めなあ、あかんてー」@パル



結構でかそう。
「カンパチだよきっと。」@パル
しばらくして上がってきたのはブリだった。
「ワラサ、いや、ブリだブリ」@パル
8.5kgのブリGET。



「やったねー、トヨくん、さすが(パルパロ)三国(大会の)チャンピオン」@パル
船長もデラー嬉しそう。
「エギンくん、一瞬で(暫定1位)抜かれたねえ」@会長
「別にいいよ、俺は」@エギン
「大王にカンパチ釣られたら悔しいけど、トヨ君がブリ釣るぶんには、
 どうってことないよ」@エギン
ここで大王に(たとえ小さくても)カンパチ釣られたら、
君らとは狙っとるもんが違うだのなんだの言うに決まっている。
ここで俺(エギン)がカンパチを釣ったら、
間違いなく、大王にトドメを刺せる。大王の血抜きが出来るぞー。
カンパチを釣ってやろうと一生懸命しゃくった。
しかし、だんだん当たりというか、魚っ気が遠のいていった。
この頃から大王が静かになっていった。



(いいぞー、いいぞー、悩め、悩め、どんどん悩めー
 そして深く、深ーーく沈んでいけー、石鏡のときもこんな感じだった)@エギン
石川&三国軍団にメールで途中経過報告。
「そのまま(大王に)トドメを刺して、血抜きしてくれ!」@石川&三国軍団
石川&三国での(大王の)暴言振りが伝わってくるコメントだ。

「頼むで、親分釣らんでよー」@かなり焦っている大王
「俺も釣れる気せんもん」@会長
未だBOSEで慰めあう大王と会長。
「これから大王じゃなくて小僧にするかー」@パル

「最後、銀座根見て戻ってくかー」@船長
最後の力を振り絞ってしゃくる大王。
すると、どうやら大王に当たりがあったらしい。
「あー乗らんかったー、ずしっと来たのに」@大王
「まあ、何があったか知らんが、魚の顔見んことにはねえ」@エギン
結局このままタイムアウト。
今切方面へと向かっていった。
途中ちょろっとやってはみたが全く魚っ気がなく終了。
「お疲れさーん」@船長
それぞれの遠州カンパチ釣行が終わった。
夕暮れの涙橋を潜ったのは、暴言大王といつもの会長だった。
石川&三国軍団にメールで最終結果報告。
「(エギン)でかしたぞ。」@大王丸坊主の報告を聞いた石川&三国軍団
石川からの(大王への)怨念が効いたようだ。

◇トドメは刺せなかったが、まあ満足のエギン。
◇大喜びのトヨ君。
◇できれば小さくても良いのでカンパチであって欲しかったしげQ。
◇カンパチ狙って、カンパチのシャクリしとるだで、ブリなんか釣れるわけねえ
 と訳のわからん言い訳する手下くん。
◇相変わらずの会長。
◇まあ、こんなもんかと、いたって普通のスナフキンとコイサンマン。

◇そして、みなさんお待ちかね、大王さん。
まあねえ、自信を持つのはいい事だけどねえ。
絶対カンパチ釣るぞ宣言は無謀というか暴言だったねえ。
出刃もまな板も要らんかったねえ。(頼まれても、持ってきてなかったけど)
カンパチ食べたかった人たちには、なんて言い訳するんだろうねえ。
大王さんには無理だから、僕ら(トヨ、エギン、Q)が船長を男にしたったよ。
せめて(3kgくらいのでも)ワラサでも釣っとやあ、格好がついたのにねえ。
見事に丸坊主だもんなあ。
「ブリはとろいシャクリでも下手でもまぐれで釣れる。」@大王
百歩譲って、↑これは良しとしても、
本当にうまかったら、ブリでもカンパチでも、その場の状況に
合わせてどっちでも釣るのが本当のうまい人なんじゃないの。
今日はカンパチは居らんかったとか言っとったけどさあ。
自分の暴言を反省して、これから大人の振る舞いをすることだね。
リベンジならいつでも相手したるにー。
秋の遠州は今日一日だけじゃないさ。
俺は逃げも隠れもせんよ。

これだから釣りはやめられん。
あーー楽しかった。

誤字訂正他で読み返してみるエギン。
やっぱ自分で読んでも面白いわー、このReport。

大王言い訳コーナー