オーストラリアで巨大カンパチ!
2002年12月11〜16日
12月14日 カンパチバトル3日目 季節風で荒れる事が多いパース沖だが我々は天候にも恵まれた。 3日目はこれ以上望めないほどの晴天。 おまけにベタなぎである。 朝一番はサムソンの反応が薄かったおかげで美味しいシマアジが良く釣れて大満足。 やがてサムソンも目を覚まし30kgオーバーの連続ヒットとなりました。 |
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3日目ともなるとサムソンとのファイトも余裕が出てくる。 体重48kgの私でも30kg級なら片手であしらえるようになった。 こんな経験は国内では絶対出来ないだろう。 無理して来た甲斐がありました。 ファイトに慣れてくるとラインシステムのチェックを忘れがちになる。 この日は大型のヒットが多かったのだが傷ついたリーダーや疲労したノット部分からのブレイクが相次いだ。 毎日爆釣だけどシステムチェックは忘れちゃいけませんね。 |
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今日もお昼過ぎに早上がり。 コンドミニアムに戻ってシャワーを浴び、近くのショッピングモールで巨大ハンバーガーを買って昼食。 心地良い疲労感と快適な環境。 なんとも言えないまったりした時間が日常を忘れさせてくれる。 |
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午後は現地スタッフ小野田君の運転で Scarborough Beach のタックルショップ 「BLUE WATER」へ出かけた。 釣具からマリングッズまで雑多な店内だがティアグラやステラSWなど高級機種も豊富でSAGEやG.Loomisの高番手フライロッドが剥き出しで置いてある。 なかなか凄いぞ! 店内の片隅に7/0の巨大エギを発見し、これは買わなきゃ!とあるだけ抱え込んで喜んでいると地元の客と思われるオヤジが驚いてこう言った。 オヤジ:「ヘイ!こんなデカいSQUID JIGで何釣るんだ?」 おれ :「オウ!こいつでソデイカって言うビッグなイカを釣るんだぜ。 20kg級になるとメチャメチャ引いて超オモシロイぞ!」 オヤジ:「そいつはおもしろそうだな! 日本にはそんなデカいイカが居るのか」 と、釣った事も無いソデイカでオヤジをビビらせていると、セイン・カミュを逞しくしたような長髪の若者がやって来てこう言った。 若者:「俺は先週、磯からキャスティングして2メートルのイカを釣ったぜ!」 オヤジと俺:「に、2メートル!!」 若者:「そうだ、2メートルだ。 この勝負、俺の勝ちだな! ワッハッハッ!!」 オヤジと俺:「お〜グレイト! おまえがナンバー1だぜ! ギャハハハ!!」 どうやらオーストラリアでも釣り人が大嘘つきである事は間違いないようである。 若者:「お前は日本人だろ? こんなところに何しに来たんだ?」 俺 :「おう! さっきまでサムソンフィッシュ釣ってたんだ!」 若者:「ジギングか?」 俺 :「そうだ、ジギングだ。 デカいサムソンがたくさん釣れてそりゃ大変だったぜ!」 若者:「そうか、そいつは良かったな! で、何時まで居るんだ?」 俺 :「明日で最後だ。 明日のフライトで日本に帰る予定だ。」 若者:「そうか、じゃ明日は頑張ってデカいの釣れよ!」 俺 :「ありがと! またどこかで会おうぜ! じゃあな!」 なかなかイイ奴だったので2メートルのイカの話も信じてやる事にしよう。 |
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7/0の巨大エギを大量に抱えてカウンターに行くと「BLUE WATER」のロゴが刺繍されたイカすキャップが目に止まった。 俺 :「ヘイ! この帽子はいくらだ?」 店員:「これかい? これならアンタにプレゼントしてやるよ!」 俺 :「え? 俺にくれるの? 嬉しいね〜、ありがとう! で、アンタなんて名前なんだ?」 店員:「俺はMICKだ! よろしくな!」 俺: 「お〜MICK! あんたイイ奴だから写真撮ってやるぜ!」 と、言う訳でイカす帽子まで頂いて大騒ぎの末に「BLUE WATER」を後にした。 オージーはみんなイイ奴だぜ! |