名古屋組 エギンのReport
(後半は東京組みGucciのReportです)


日時 2004年4月26日〜29日
場所 コモド島(インドネシア)
ターゲット GT
メンバー 手下、Gucci、イリー、エギン
船 GT1
結果 GT*18本(手下30k(推定)、Gucci21kgなど 10kg前半のやつが多かった)
   カスミ*3、ハタ、バラフエなど

大きいなまずと言えば、琵琶湖おおなまず。
大きい猫と言えば、西表山猫(いりおもてやまねこ)。
そして大きいトカゲといえば、そう!大王トカゲさ。
↑うそだ。
今回のGT遠征は、コモドオオトカゲの居るコモド島である。
一体どんな釣行になるのだろう。
大きなトカゲが要るんだから、きっとでかいGTが居るんだろうと
勝手に想像して期待が膨らむ。
事前に雰囲気を掴もうと、手下君にコモドGTのビデオを借りて観た。
強引に魚を引きづり出すような釣りのようだ。
普段よりヘビーなタックルを準備した。

今回のメンバーは、いろいろ手配してくれた東京組のGucci&イリーと
そして名古屋組の手下&エギンの合計4名だ。
25日にそれぞれ日本を出発し、その日の夕方バリ島に到着した。
空港までアデ船長が迎えに来てくれ、ホテルで東京組と合流した。
そして翌日26日の朝、国内線で、フローレンス島ラブハンバジョへ向かった。

◆さあ一日目(午前中は移動、午後は釣り)
 

空港から港(といっても大した港じゃないが)へ直行し、そのままGT1に乗り込んだ。
前回(一昨年)乗ったときはもうちょっと綺麗な船だった気がするが、まあいいさ、そんなことは。
船の中でタックル準備をして、最初のポイントへ向かった。
最近めっきり使ってなかったGTロッドの感覚を確かめるようにキャスト開始。
飛ばない、思うように飛ばない。そうだ、今回はラインが太いんだ。
飛距離が出ないので、すかっとしないがまあがんばって釣り始めた。
「出ない。」@パル
もうちょっと簡単に釣れるかと思ったが、なかなか出ない。
まあそのうちスイッチが入るだろう。
しかし、なんにもない。
渋いなあと思っていると、イリーにバイト。
難なくGET。
GTと言うにはちょっと小ぶりだ。



「エサ(サイズ)ねー」@結構スパイシーなアデ
後が続かないので場所移動。
今度はGucciにバイト。
「来た!」@Gucci



そこそこサイズのGTをGET。



段々日が落ちてきた。
ベイトのナブラが出ている。
今度はエギンにHIT。
「おーっし、来たー!」@エギン
(よーし、今度は俺の番だ!)@エギン と思ったらバレた。
「(もうちょっと)フッキング、しっかりねー」@アデ
「OK、OK」@久々の強烈なバイトでへっぴり腰になってしまったエギン
「エギンさん、本当にビデオ観て勉強してきたんですかー」@Gucci
「くそー」@カチンと来るエギン
この時点で、手下とエギンの指し状態。
すると今度は手下くんにHIT。
デカイ捕食音でバイトした後、イソンボみたいに一気に走り出した。
「でかい、でかい」@アデ
「ジーーーーーー」@手下ステラ
なかなか止まらない、確かにでかそうだ。



「・・・」@無口な手下。
「(手下くん)1足す1は?」@あまりにも喋らないので話し掛けてみたエギン
すると、今度は角度を変えて走り出した。
「すっとる、すっとる」@やばそうな表情の手下
「フォローします、ちょっと緩めて」@アデ
巧みな操船(ちょっと形容するのが難しい)で根をかわした。
いよいよ上がってきたのはかなりでかいGT。



秤がなかったのでわからないが30kgオーバーは間違いなさそう。
「おめでとう」@みんな
「ありがとう」@嬉しそうな手下
ナイスなファイトとフォローだなあと関心した。
「あれー、ひょっとして魚釣ってないの俺だけ??
 なんか嫌な展開ですねえ」@エギン
名古屋で留守番している大勢の奴らのニタニタ笑顔が脳裏を過ぎる。
「沈めーエギン、どんどん沈めー」@留守番組の呪いが聞こえてくる。
そーいえば、「お土産は要らないからトカゲに喰われてこい」といった奴も居たなあ。
「さぁーて、みんな釣った事だし、そろそろ本気出すかなあ」@エギン
(このまま俺だけ釣れんかったら、無口な食事になってまう。)@エギン
超真剣にポッピングするエギン。
「来たー!」@今度はしっかりフッキングするエギン
「俺が本気出したら、直ぐだよ」@エギン
でかくはないがGT GET。



結局初日はこれで終了。
12,3回出て、4本GET。
港へ戻り、そのまま森の中のホテルへ向かった。
まともなホテルだったが、道中、どこへ連れて行かれるのか不安になった。


◆2日目
初日の終盤そこそこ活性も上がったので、期待して出船。
しかし、今日は全く喰わない。
相当よさそうなポイントを攻めてはいるものの無反応。
「GT BedTime?」@エギン
「GT Holidayねー」@アデ
午前中ノーバイト。撃沈濃厚。
でらーやばそうな感じだったがGucciがGTをGET。



「エギンさん、渋いときはこうやって魚釣るんですよ」@Gucci
カチンとくるエギン。
「おっし、来た!」@精神的なピンチに追い込まれると、必ず結果を出すエギン
しかし、上がってきたのはカスミ。
「なんだーカスミかぁー」@エギン
「エギンさんのGT(カスミのことね)、色が付いてて格好いいですねえ」@Gucci
今度はGucciがGTをGET。
すかさずエギンもカスミGET。
「エギンさんのGT(カスミのことね)、また色が付いてましたねえ」@Gucci
(腹立つ奴(Gucci)だなあ、くそー)@エギン
この後手下君にHIT。



GT16kgGET。



二日目は渋いまま終了。
「あー、あぶれたー」@イリー
このころからイリーが「俺にはGTが釣れねえ」と沈みはじめていた。


◆3日目
今日はものすごく流れのあるポイントから釣り開始。
「ここ先月40kg出てまーす。浅いから気をつけて下さーい」@アデ
川なのか海なのかわからないようなポイント。
岸際を見ると川岸のようだが、水を見てみると海。
不思議なところだ。
「エギンさん、こっちー(投げてみて)」@アデ
言われたとおりに投げてみると直ぐ喰ってきた。
「出たー」@アデ
「うぁー、デカい」@エギン
と思ったらすぐばれてしまった。しっかりフッキングしたつもりなのに。
「くっそー、デカかったのになあ」@エギン
と悔しがっているところへ、
手下くんが、あーだー、こーだーバレた理由をいろいろ言うので余計に腹が立ってきた。
貸してもらったアデポッパーGeckoプロト170ががりがりになってしまった。
このポイントでGucciがGTをGET。



手下くんもGET。
このポイントにはかなりやる気の有るGTが要る。
さあ、次はイリー。
「おっし、来たー!」@イリー
そこそこでかそう。
みんなの期待を背負って戦うイリー。



しかーし、ラインブレイク。
流速のあるポイントに要るGTだけあって手ごわい。
「なんでなんだー、なんでおれには釣れねえんだー」@沈んでいくイリー
当たりがなくなったので場所移動。
今度の場所は、浅いところでハタがつれた。
GucciハタGETの後、イリーもバラフエとハタGET。

 



調子にのってドシャローにキャストしすぎてポッパーが根掛かるGucci。
「自分で(根掛かりしたルアーを)取ってきます。」@Gucci
自らリーフに入ってルアーを回収するGucci。



めでたくルアーを外して、乗船する。



「Gucciさん、GTで根掛かりするなんて、クランクベイトでも使われてたんすかー」@エギン
「GTにはDD-22あたりですかねえ?」@エギン
「僕はどっちかっていうと国産派ですから」@Gucci
この後ちょっとジギングをやってみたがノーバイト。
何をやってもあんまり当たりが無いので、コモドオオトカゲを見に行くことにした。
いきなり野生のオオトカゲが現れてびびった。結構でかかった。









帰り際、何を思ったが、急にトカゲがアデに向かって突進してきた。
怖かった。

最後に再びナブラポイント。
イリーにバイトがあったがのらず。
エギンにもバイトがあったがのらず。
そのまま終了。
渋いねえ、全く。


◆4日目 最終日
昨日活性の高かった流れのあるポイント。
手下くんGT GET。
しかし後が続かず。
次のポイントでGucciがGT GET。



すかさず、エギンもGT GET。



ここのGTはサイズの割りには良く引く。
「エギンさん(しんどくて)はーはー言ってませんか」@Gucci
こいつ(Gucci)も隣でやかましいやつだ。
ラインがガイドに絡んで、ポッパーが少ししか飛ばせないGucciを発見したエギン。
「Gucciさん、今(船の)すぐ手前(飛距離の出なかったポッパーが落ちたところ)に
 ナブラが出てたんですか。良く見てますねえ」@エギン
今度はリールのベールを起すのを忘れて、布団叩きみたいに
水面を叩くようなキャストをするGucciを発見したエギン。
「Gucciさん、実釣最終日に(Rodの)素振りですかー?」@エギン
今度はあまりに岸際を狙い過ぎて、ルアーが岸に上陸してしまったGucciを発見したエギン。
「Gucciさん、(丘にルアー投げて)トカゲ釣りですか?」@エギン
「Gucciさん、猿釣りねー、猿いっぱい居ます。」@アデ
パルパロの釣りはリラックスする暇など無いことを教えてやろう。

次のポイントでGucciがGT GET。



すかさず、エギンもGT GET。
そのままハタもGET。
みよしで超気合の入るイリー。
「出たー」@アデ
終にGT HIT。
沈みかけていたわりには冷静なイリー。
なんとかGTをGET。



なにかを掴んだイリーはそのまま1人でGT3連発。



「夢のGT竿頭だねえ」@Gucci
「そうですよー」@イリー
場所移動。
「ここ(のポイントは)30kg出てまーす」@アデ
一斉にキャスト開始。
「出た!」@アデ
1人沖側にキャストしていたGucciにHIT。
結構でかそう。走られてラインが真っ直ぐ。
「Gucciさんシイラでも掛けたんですか?」@エギン
今回の釣行にしては結構いいサイズの21kgをアデポッパーBellでGET。



「地形が読めれば、釣るのは簡単」@調子こいてるGucci
この後みんなもがんばったがノーバイト。
ちょっと場所移動して釣り開始。
今度はイリーにHIT。
Gucciのラインとクロスしている。
ラインをかわすため、船べりに乗っていたGucciに対し、
丁度いい具合に船のフォローが入って、
Gucciはれれれのおじさん状態になって海に落ちた。
笑わしてくれる。全員大笑い。
AdhekPopperGcko130で色付きGTをGET。
びしょびしょになって船に上がるGucci。



「Gucciさん、びしょびしょですねえ。またクランクベイト投げて
 根掛かったんですかー?」@エギン
まあでもいい写真が撮れた。




◆感想
釣果はいま一歩ではあったが、4日間ともGT1で楽しく釣りができた。
潮の速さや魚の引きの強さやいろいろ驚くことが多かった。
また行きたいなあ。

メインタックル
Kamaja83Popping STLA SW10000HG PE#10 NYLON#60
Anthias145 SeaFLog135 AdhekPopperGecko170(proto)




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日時 2004年4月26日〜29日
場所 コモド島(インドネシア)
ターゲット GT
メンバー 手下、Gucci、イリー、エギン
船 GT1
結果 GT*18本(手下30k(推定)、Gucci21kgなど 10kg前半のやつが多かった),カスミ*3、ハタ、バラフエなど

全く、またきちゃったよ、バリ。しかも、今回はバリステイではなくちょっ遠いコモド。
とりあえずデンパサールまでは直行で快適な旅。
デンパサールでアデと合流。
「でかいの釣らせてね、アデさん」@Gucci
「はい、わかりましたがんばります」@アデ
「で、入江さんには初GT釣らせてあげてね」Gucci
「三年目だもね」@アデ
結構覚えてるもんだなあ、アデッチは。
「で、こっちがエギンさん。覚えてるでしょ?」@Gucci
「はい大丈夫ですかー?」@アデ(謎の発言)
「でインドネシアは初の手下さん、
GTじゃなくてドラゴンが見たいだけみたいだから」@Gucci
「GTじゃ無くていいの?」@アデ
「いいの、いいの」@Gucci
「イヤーちょっとはつりたいんですけど」@手下さん
今日はバリステイなので特にやることもなく、明日からやることの確認だ。

まず第一に敬愛する村田基ことミラクルジムの開発した
テクノガーラで人生最大のGTを釣ること。

第二にせっかくなのでいとも簡単にコモドのデカGT
(オーバー60Kg)をラッキーだけでとること。

第三に何とかイリーサンに初GTを釣ってもらうこと。

第四にエギンさんを沈め、遠隔で東京にいる上木君を沈めることだ。

三番目にやらなければやらないことのイリーサンにGTを釣らせることはかなり切実だ。
俺がGTにはめてから、掛はするもののフックアウト、ブレイクetcの
いろいろな要因で結果を残せていない。
つりは上手いのでそのうち何とかなるだろうと思いつつもう三年。
コモドにくる前からちょっとブルーに入り出していたのでなんとかしてあげたいモンだ。
ま、実際つりが始まったらイリーサンの面倒なんか見ずにおれがおれがに成るけどね。



さてと一日目
とりあえず朝一のメルパチ(クジャクって意味らしい)でビマ、フローレスの順
で飛んでいく。しょぼい飛行機でハイジャックやりたい放題だろうなと思った。
そして、ついたのがフローレスのこれまたしょぼい港。
そこでパン一になりながら着替え、隣の商店では女の子が大爆笑。
「ごめんねすぐ終わるから」@アデ
「きゃはははははははははははー」@隣の女の子たち

そして出船キャプテンはここ数年面倒見てくれてるアグス。
最近年下と言うことが判明、バリのジギングマシーンだ。
肩慣らしと言うこともあってアデッチの言うとおり何カ所か近場のポイントを回る。
「シーン」@フローレスの海
ま、ここは出ねえだろうなと思っていたので。ちょっとやってすぐ移動。
近場の本ちゃんポイントリンチャの海峡だ。
ここは地形的に袋小路みたいになっているところなのだが
いい潮が差してきているようでプランクトンがかなり濃い。
よく見るとベイトなぶらが結構浮かんでいる。
「あ、ここはなぶらポイントなね」@Gucci
「ハイそうです、隠れ根もあります。どこに投げてもチャンスはあります。」@アデ
そんな中適当になぶらを追いかけたりなぶらを待ったりしながら打っていく。
「あ、でた!」@イリー
ちょっと、ガクガクになりながらも何とかゲットした初GT
人生初GTだがサイズがちょっと......
「餌ですかー」@アデ
それでもうれしそうなイリーサン。やっぱり初物はうれしいモンだ。
これでちょっと肩の荷が下りたぜ。
三時をすぎて日が傾き始めた頃にGucciのかっこよくてしょうがないテクノガーラに
あたまのわりいGTヒット
「ガッ、ガッガッ、ガッガッ、ガッガッ、ガッガッ、ガッガッ、ガッ」@Gucci
とりあえず気が済むまでフッキングしてからファイト、そこそこのサイズか?
と思いきやあがってきたのは15,6そこそこのかわいい奴でした。
やっぱインドネシアのGTは結構引くね。何でだろ?
「やっぱテクノガーラじゃないと釣れねぇなー」@Gucci
「エギンさん持ってないの?じゃぁつれないねー」@Gucci
「これだったら投げて巻くだけなんだけどなー」@Gucci
とエギンさんが無言でにらんできた。
怖いのでミヨシに戻る。
その後、ちょっとでエギンさんにヒット、が、すぐばれる。
だんだんナイスな展開になってきたのでちょっとあおる。
「やっぱテクノガーラですよ。エギンさん」@Gucci
「ビデオ見たんですかー?」@Gucci
その後ろでニヤニヤの手下さん。
ニヤニヤの手下さんに程なくヒット
「でかい」@アデ
の声が聞こえたのでリアデッキに移って観戦。
「じーーーーーー」@ステラ
鮫かなー?と思ったのだがちょっと走り方が早すぎる。
何だろ?と思いつつ見ていると魚の方向が変わって手下さんは
サイドからプレッシャーをかけ始めた。魚が根を回り込んで来始めたのだ。
「あーGTかもしれませんね」@Gucci
「大丈夫大丈夫」@アデ
「岩すっとる、根ずれてるよ」@手下
「大大丈夫、糸フリーにして」@アデ
アグスの操船とアデの的確な指示のおかげでこちらも魚側に回り込めたようだ。
「ゆっくりね」@アデ
程なくGTの上につけたので慎重にあげてくると30オーバー確実ソフトコーラルのおまけ付き(最初軍手かと思った。)
(目測33,3.4.5のどれか)のGTゲット。結局この魚が最大魚でした。
Gucciは悔しいのでこの魚に関してはノーコメント。
ちょっとやる気をなくしたGucciは手下さんとまったり。
と、ほど無くエギンさんがGucciの釣った魚より小さいのをぶら下げて
にっこにっこだ。
今日はこれぐらいで勘弁してやるか。
その後ホテルに移動。
険しい道のり進んでいくと急に出てきたこれぞまさしく「カサ・ブランカ」
今まで行ったホテルにはこれよりも高級なところがたくさんあったがここまで格好よく
趣のあるホテルはここが初めて。すべてが素敵である。
やったーと思い部屋にはいると天蓋付きのベッドだった。ちょっと少女趣味?バスルームもかっこよく
飯はまぁまぁだったが結構満足。


2日目
コモドの島周りをやってみる。
ここら辺の雰囲気は結構ヒラスズキポイントみたいな感じだ。
小さいサラシが磯周りにでている。そこに打ち込んでいく。バサーとしては結構楽しい。
1,2カ所移動した後にGucciにヒットルアーはもちろんテクノガーラ。
「イヤーやっぱりテクノガーラじゃないと釣れませんねー」@Gucci
ちょっと悩みだしたイリー。
「テクノガーラいいっすか?」@イリー
「当たり前じゃないすか。」@Gucci
その後沖の方が騒がしいのでみんなで注目。
「ぼしょーん、ぼしょーん、ばしゃばしゃ」@マグロ
キハダだと思うのだかはっきりしない。
とりあえず、みんなで投げる。ルアーでナブラの頭を押さえて通すが
ルアーを通すときだけ魚が沈む。
「IQ高いねー」@手下さん
その後磯周りに戻りエギンさんヒット
「オリャ、オリャ」@エギン
程なくあがってきたのは結構良いサイズのカスミ
「プッ、そのGT色ついていて格好いいなぁ、これが本物のGTって奴ですか?」@Gucci
「そうだよ、キミのは色がついとらんで安い方のGTでしょ?」@エギン
「.....」@Gucci
口が減らないのである。
その後GucciもGTもう一個追加。
すかさずエギンさんも追加。
「あれ、そのGTも色が付いてる。やっぱり上手い人は違いますねー。俺には一つも釣れ無いや。」@Gucci
「.....」@エギン
ちょっとは黙ったみたいだ。
その後ちょっと大きな島周りで手下さんがヒット。
「じーーー」@GT
結構な勢いで糸がでていく。
「よーひくねー」@手下
とあがってきたのはマァマァGT

結局このままこの日は終了。フィーバータイムなし。
ホテルに帰りにみんなでご飯までプール。月があるので星はあまり見えなかったが流れ星発見。
「俺だけに釣れますように、俺だけに釣れますように、俺だけに釣れますように、」@Gucci
一応お願いはしておいたので明日はよく釣れるだろう。俺だけに。
サザンクロスっぽいのがあったけどあれって偽サザンクロスかな?



3日目

朝一のポイントはなんだかすんごい流れのポイントだ。
関東限定で申し訳ないが増水中の小貝川みたい。
見た目もそんな感じ。こんなところでGTが?とか思いつつポッパーを投げる。
後ろで何かかかったようだ。
「食ったの?」@Gucci
「うーん、どうすかね?」@イリー
「くったんすかー?」@Gucci
「いや、エギン君がばらした」@手下
何だ、食うジャン。と思いつつ小魚が追われてるポイントに向かって投げる。
が、何にもなし。所が主流と反転流が交差するところにルアーがさしかかった瞬間
「があばっ、ぐあばっ、ぐあばっ」@GT
デコチェイスした後三バイト目でヒット。
「オンドリャー、がッ、がッ、がッ、がッ、がッ、がッ、」@Gucci
気の済むまであわせを入れてファイト開始。
「ジガーーーー」@ステラ98
うなるドラグ。激流の中のGTはけっっこう引く。マジ小貝川のバス並にひくぜ。
「おもしれー」@Gucci
こんなシチュエーションで釣れるとはインドネシアGT侮りがたし。
最後は揚力で浮いてきて(激流だからね)バズベイト状態。これも小貝と一緒。
ちょっと休んで昨日丸坊主のイリーにポッパーの動かし方を解説。
釣れれば偉いもんである。
「そこの反転流までポッピングしてその後は回収モードでテンポを変えるんですよ」@Gucci
「はい」@イリー
素直だ。とか思った瞬間。
「グァバ」@素直な人には優しいGT
「わぁ」Gucci&イリー
「ジィーーィーイーーイーーイ」@GT
流れに逆らって潮上に一直線のGT。すげー根性。
「よっしゃ、絶対取る」@イリー
と根性を出すイリー。が、
「じーーーーー、ブチ」@やっぱり優しくなかったGT
どうやらメインラインに傷が入っていたみたいだ、ウォータープレッシャー切れかな?
「大丈夫まだチャンスあります。」@ガイドとしてのアデ
ここでアデのフォローがはいる、かなりブルーなイリー。
アデが初日に言っていた
「釣れない人は、何回かかっても釣れないんだよね」@ただのおっちゃんのアデ
の言葉を思い出してしまったようだ。
「やっぱ俺釣れねぇのかな?」@イリー

あたりも無くなり、水上の交通量も増えてきたので場所移動。

次の場所ではGucciがネタに。
「ここ、小西さんが大爆釣したポイントです」@アデ
ちょっと気合いが入るGucci。
良いポイントに船がはいるまでちょっと我慢する。
でもエギンさんは我慢できずに投げ初めてショートしてる。
「いつもあーなんだよ。エギン君は」@手下さん
などと言ってる間に良いポイントに船が入った。一発で決めるつもりでキャスト。
「ざっぱーん、がぼっがぼっ」@ポッパー
「ドンバラバッシャーン」@GT
「オワーッ」@Gucci
「危ないっ」@手下
移動で濡れていたデッキで両足を滑らせたGucciは手すりを支点に水面と平行状態。
かろうじてギンバルが引っかかり落水を免れて手下さんに引っ張ってもらう。
所が魚はまだついていたので仕返しとばかりに思う存分あわせを入れ強引なやりとり。
あがってきたのは10KgそこそこのGT
「こんなのにやられちゃったの?」@手下さん
「正月の出初め式みたいだったよ。」@手下さん
何を言われてもしょうがない。実際ださかった。我ながら。

また移動。ちょっとジギングするが駄目。
「もうちょっと釣りやってドラゴン見に行きますか」@アデ
「オッケー」@パルメン
今日最後はシャローの釣りだ。
ここでお気に入りの最後のポデール。いろいろなところで結構つってる奴でイイヤツなのだ。
もうボロだけど。



閑話休題
みなさんは思いで、殿堂ルアー持ってますか?Gucciはもう使えなくなるまで使ってから
殿堂入りさせたいほうなので結局節目節目の魚を捕ったルアーはほぼ全部残っていません。
釣れたらすぐ引退ってのも寂しいのですがそれが一番かな?
でもそれだと思い入れが少ないし。バスルアーだと結構残っていますけど
それでも初バスルアーは残っていません。
老後のために早め早めに残して行こうかな?今後は。

ということで、ポデールが無くなりました。事の顛末はこんな感じでした。
お気に入りのポデールをキャスト、そしてヒット、なんだかよく分からない
シートラウト系なのかなこれは?っていうハタをゲットした後にイリーも
なんだかよく分からない茶色い美味しそうなハタをゲット、続いて顔が楽しいが目がむかつくバラフエゲット。
「東京の人間はメバル、カサゴ系はレベル高いですから」@Gucci
とほざいた後に第一回目のネガカリ、トップがネガカリ?
と思いつつよく見ると確かに浅い。
「アデさん、泳いで取ってきていい?」@Gucci
「良いですよ、でも気をつけてね」@アデ
これは難なく回収、こいつはここで殿堂入りさせてあげるべきだった。
その後数投は何にも起こらずに平穏な感じだったが、破綻は突然やってきた。
「オンドリャー」@Gucci
結構いい感じに根が入っていたのでそこのディープ側にキャスト
「バチッ、シュルルルルー、ぽちゃ。」@お気に入りすぎてシンキングになったポデール。
インドネシアの海に消えていきました。
二回ぐらい救助したし30アップも二匹ぐらい釣ってんだけどなー。
ちょっと捜索したが沈んでいくポッパーには為すすべもない。
悲しかった。
ブルーになったので終了。
そしてレンジャーのオッサン大活躍。
ドラゴンのことなら任せ説け状態でがんがん進む、
「あ、そこにいるよ」@レンジャーのおっちゃん
「どぅえー」@Gucci
超近いジャン、しかも超でっかいジャン。顔がイグアナドンと一緒ジャン。
とかやってるうちに他の三人とアデも来た。
さらに奥に進むとワラワラいました。ドラゴンちゃん。
レンジャーのオッサンが叉又を持ってるのが微妙に怖い。
「昨日しか一頭食ったから今日はやる気無いです。」@アデ
エーでも間合い詰めてきてるジャンとか思いつつ、イリー直接タッチ。
なかなかのファイターだと思う。

最後にナブラポイントイリーには強烈なバイトがあったらしいが詳細はシラン。
とりあえず、Gucciに残しておいてくれたようだ。

そんな感じで今日は終了。
今日も又ホテルで飯。内容が微妙にグレードアップしてるぜ。ちょっとうれしい。
プールにも入って作戦会議。明日が楽しみ



4日目

打って変わってバリっぽいポイントだいろいろ流して行くがなかなかでない。

でもまぁそれなりにまじめにやれば成果は出るもんでGucciにヒット。
まねをするかのようにエギンさんもヒット。
ちょっと間が空き
磯のサラシねらいなのだがそのサイドのポケットのような所に流す。
もちろんかわいそうなエギンさんの後うちだ。
「これがテクって奴ですかね」@Gucci
しかしさらに追いすがるエギンさん。
「まぁおれが実力出せばこんなもんだけどね」@エギン
ちっくしょう、もうちょっとしたら思い知らせてやるぜーと思いながら
たらたら移動を繰り返し、だらだら釣りをしていくと。
「ヒット」「ヒットヒット」「ヒット、ヒット、ヒット」@イリー
GTなんとさん連発である。
「やったーGT竿がしらですよ」@Gucci
何かをつかんだのかなかなか好調子である。
ここで手下さんとGucciで緊急作戦会議。
「ここかず釣りポイントですよ。」@Gucci
「そうだよね。変える?1発ねらいに」@手下
「アデさん、小さいのもういらないし釣れなくても良いからビッグバイトが見たい。」@Gucci
「分かりましたちょっと移動しまーす。」@アデ
今度の場所は所々スリットの入ってるスルーみたいな感じの所だ、もうちょっと推進はありますけどね。
一投目で絶対に釣りたかったGucciはポイントを吟味して、するといいスリットが見え、それがのびていっている方向にキャスト。
ここら辺はフィリピンテクニック。
「ばっしゃーーーん」@GT
「おっしゃー結構でかいかも?」@Gucci
ギンバルが裏ッ返しになっていたのでそれを片手で直しながら、もう片方でがんがんにフッキング。
前日手下さんと話し合ったいいフッキングができる方法で試してみる。
「じいいいいいー」@GT
結構容赦なくでていくのでサイズはいいと思った。
船のフォローの甲斐あって船縁まではそこそこスムーズにあがったが最後に
空気を吸わせることが上手くできなく、そっからもう一勝負。角度がついてる状態なので結構難しい。
それでも何とかゲット20ちょい位の中型。実際はかりにも乗せたんだがよくワカランかった。
でもナイスファイトだった。何とか溜飲を下げることができたGucciは
最期も近づいているのでそのまま釣り続ける。

そしてラストのポイントで又やってしまった。
イリーさんと、Gucciのラインがクロスして悪いことにイリーさんに魚が食ってしまった。
俺はファイティングのじゃまとラインのメンディングのためにリアデッキの手すり部分に乗っかり成り行きを見守る。
そこで指示を出していたアデの左手悪いことにGucciにヒット。
「がッパン」@Gucci
ヒットしているイリーさんを見て良いか、竿を掲げたまま泳いでくる奴助けた方が
良いかちょっと躊躇したみたいだが何とか助け出されました。
自己フォローするけど竿、リールいっさい濡れませんでした。えっへん。
そして三人で記念撮影。
その後ちょっとやってコモドは終了。

感想 いつもがんばってやってくれるアデには感謝。
コモドもなかなかナイスだったので時期を合わせてもう一度来たいな。
目標は1,3はほぼ達成だが内容に不満が...
2は全然駄目。もう一度来る理由ができた。
3はそこそこ沈めてやったが以外にも食らいついてくるので次回は天と地と後外を見せつけてやるぜーーーー

メインタックル
ROD
Carpenter wild violence
Seed 83 popping
tunamania dogtooth
Reel
Stella 16000*3
Lure アデポッパー各種、カーペンター各種、そして何より敬愛し尊敬するミラクル事務のテクノガーラ、無くなったポデール、etc