大屯山を登っていきます。結構キツイ!私とスギリンは遅れて王さんについて行きま
す。王さんは何頭か追加しているようですが、私はやっと2頭ほど追加したのみで
す。
山頂付近から下界を見下ろした所です。遠方には海が広がり、絶景である。
空気もうまい!
林道で飛翔を待つスギリン。数多くの蝶が舞っている。通り道でもあるようだ。
このような背丈程のササが生い茂った所がポイントである。どう考えても、ここで
発生しているとしか考えられなく、笹の腐葉土や根を食っているのではないだろう
か?その為、小形なのかもしれない。そして動きが激しい事も短命につながるのでは
ないかと思う。♀の発見の低さも含め、アマミミヤマ、ミクラミヤマに通じる所があ
るような気がする。
王さんと私である。手には私が採集したダイトンヒメミヤマがいるのだが、残念なが
ら見えない。生体の写真は採らなかったので、後程標本写真を載せようと思う。
2時間程採集して、ここでの採集は終わった。しかし、色々な面で面白く、勉強に
なった。本では味わえない、リアルな体験であった。王さんの話によると発生はわず
か10日ほど、風の強い日はだめ。午前中より午後の方がよく飛翔が観察できるそう
だ。そして、驚いた事がもう一つあって、それは王さんの身軽さだ!飛翔を発見する
と素早くネットインする足と腕を持っているのであった。王さんは蝶屋でもあるので
うまいと言えば、うまいのかもしれない。
そろそろ、昼なので食事に行く事にしよう。