8/27〜28:採集一日目
それでは、バナナトラップを持って車でポイントに向かいます。
旅館からは、10分もあれば到着します。
ここが、宇検村のポイント。林道なので、てっきり砂利道だと思っていましたが
舗装されていました。アマミミヤマの登る電柱は両脇に、トラップを仕掛ける
シイの木は崖側にあります。標高は、500メートルちょっとでしょうか?
木は鬱蒼と茂っています。私は、慣れていますが都会育ちの方はびっくりするかも。
さすがに、植生は違います。
ここは、上の写真より標高低めのポイント。(ここで、37ミリのノコ♀ゲット)
昼でも、鬱蒼と茂った樹木のせいで薄暗いです。
ここは、昼でもハブがいそうでドキドキもんでした。
よく見えませんが、こんな感じで木にストッキングに入ったバナナを巻付けます。
上のほうは、ノコ、ヒラタ、スジブト、コクワ。根元は、主にネブトが来ます。
良さそうな木には、先客がいるようでトラップが仕掛けてあります。
私たちは合間をぬって仕掛けました。
暑さのためか、トラップを仕掛けていると滝のように汗が出てきました。
とりあえず60ヶ程セットし、宿へ帰りました。
夕飯を食って、先ほど仕掛けたトラップを見回りにいきます。(20:00頃)
トラップには、蛾が付いていました。探しても、探しても蛾ばっかりです、、、。
どうしたのでしょうか?時期がずれたのか?それとも場所が違うのか?
私と菅藤さんは顔では笑っていましたが、滅茶苦茶焦ってました。
『福島から10万以上もかけて来てボウズかよ〜、、、』
それでも、丁寧に見回ります。
ゲッ!ムカデだ〜!でけ〜!
20センチ近いサイズです。太さも小指の太さ程あります。
その他、ケジケジ、ナメクジ、ゴキブリ、カマドウマがいましたが
本土の物とは比べようがないくらいでかいです。
やっと、アマミノコ発見です。トラップに付いていました。
顎の形が違います。(同サイズと比較してギザギザ少ない)色も、黒っぽいです。
早速毒瓶です。
菅藤さんがシイの木の上の方を見ています。何か付いているようです。
小さいが、黒く光っています。
アマミコクワです。本土の物とはもちろん違いますが、沖縄の物とも
内歯の出方が違います。アマミは内歯が下向き。リュウキュウは水平って感じ。
点刻も小さい個体なので、♂でも多少わかります。
またまた、探します。
今度は、安達がルイスツノヒョウタンを発見しました!
奄美産のは、珍品です。この種に関しては別の機会に詳しく発表します。
愛機QVー11ではこれが精一杯です。今度、外付けマクロ買います。
ちなみに今回の画像は、レンズ付フィルム普通のと、望遠タイプ、そしてデジ。
林道を走っていると、ミヤマ採りの車が2〜3台走っています。
私たちは、とりあえず電柱には目もくれずトラップ回りです。
先ほど登場した薄暗いポイントの近くで、軽自動車乗るクワガタ屋に出会いました。
千葉から来た大学生2人組で、一人はなんと女の子でした!!
山頂付近にテントに泊まっていて、その他のトラップも彼等のものだった。
で、採集状況を聞くとやはり芳ばしくなく、今日はまだ数頭とのこと。
色々話していたら、3日間風呂に入っていないということで!?
旅館に呼んで、部屋のシャワーを浴びさせたのでした。(連れ込んだ、、、)
その後は、クワガタ談義に花が咲いたのは想像が付くところで、、、
昨年、彼等が奄美に来て65ミリのスジブト採って結構採れた話し。(昨年は7月)
そして、これから徳之島にも行くってこと。(いいな〜!)
彼女は自分で標本作るんだって!展足もするのかいな〜!
もちろん、福島&山形のオオクワ、ヒメオオの話し。
住所を交換して、また採集に出かけました。しかし、その日は3頭のみ。
こんな感じで、採集1日目は終わってしまったのでした、、、。