OPA!メバルサーキット2003 in 淡路島
「アンタら、みんなメバル馬鹿や!」
2003年1月18日
毎年恒例となったOPA!の淡路島メバル例会。 厳寒期の夜釣りではあるが人気は高く、私も必ず参加する例会のひとつである。
1月18日15時。 神戸淡路鳴門自動車道の淡路SAに集合した参加者は ・OPA!黒田さん ・OPA!高谷さん ・OPA!新メンバーの前田さん ・OPA!入会希望の高見くん ・ゲスト参加のさくらさん ・そして私=OPA!藤橋 の6名。 早速本日の作戦会議。 テーブルに淡路島の空撮マップを広げ、過去3年に渡る釣行データと各ポイントの水深、潮位変動から攻略ルートを決定。 まずは東浦のA港へ向かった。 |
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浮き桟橋のある静かな運河は水深は浅いながらも小メバルの魚影は濃い。 まだ明るい為かメバルのヒットは無かったが、Z社の新作ロッドで挑むさくらさんが立派なマハゼをヒット! こりゃテンプラにしたら絶品だろうな〜。 | |
夕闇迫る頃にB港へ移動。 予想外の風で外海は大荒れだが果敢に攻めると微かな反応あり。 小アタリばかりでなかなか食い込まないがなんとか2匹のメバルをゲット! 他のメンバーも港の内側でガシラやメバルを釣り上げたが状況は厳しい。 昨年の大爆釣を経験しているメンバーも多く、いまひとつ物足りないようである。 | |
続くC港ではガシラ混じりで結構反応がある。 メバル初挑戦の高見くんもすっかり熱くなっている。 「メチャメチャおもしろいですよ! 次は何時行くんですか?」 はいはい、来月も誘いますよ・・・(^^ゞ |
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次のD港ではさくらさんがメバルを釣ったのみでほぼノーフィッシュ。 これまではポイント調査の為に実績の無い港を巡って来たがこの程度の釣果じゃ淡路島まで来た意味が無い! 全員の意見が一致して昨年の爆釣ポイント=E港へ向かった。 |
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深夜0時前にようやくE港へ。 潮位が低く底が丸見えだがメバルはちゃんと応えてくれる。 「やっぱりこのポイントは裏切らないわね〜♪」 さくらさんも上機嫌だ。 |
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ガシラ専門のOPA!黒田さんも無事メバルをキャッチ! 爆釣とは言えないまでも全員確実にメバルを釣り上げていく。 16時から各ポイントを攻め始め、8時間経過してようやくマトモに釣れるようになる。 今回は私が幹事なので不安で一杯だったがようやく気が楽になった。 |
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昨年からOPA!メンバーになった宴会部長の前田ピン蔵さんも手堅く釣果を伸ばす。 ポイント調査も確実でいつも頼りになる男だが今夜は宴会が無いのでちょっと不満そう。 次回は宿を確保して宴会とセットで行きますか?(笑) | |
昨年の巨大メバルフィーバーの舞台となったE港だが潮位が低い為かサイズは伸びない。 粘る釣りが出来ない私は大波止の先端まで独りで移動する。 風も収まって穏かな海。 明るい月夜なので水面下のシモリがよく見える。 いかにも釣れそうなポイントに目星をつけ、ヘッドライトを消して静かに釣り始める。 一投目。 「コココン!」 3lbのフロロラインを通して明確なアタリ! 20cm程の元気なメバル。 二投目。 「コココン!」 やはり20cm程のメバル。 まさに狙い的中! 爆釣ポイント発見だ! ここで他のメンバーに携帯電話で知らせようと思ったが、もうチョットだけ独りで楽しませてもらう事にした。 |
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三投目。 「コツ・・・」 小さな前アタリを電撃で合わせ、速攻で巻き上げるが意外にデカイ! ドラグを締め一気に抜きあげると24cmの立派なメバル! 背ビレを立て、エラを広げて怒る。 分厚い体型の典型的な淡路メバルだ! | |
四投目。 「ゴン!」 ひったくるようなアタリ! キュンキュンと糸を鳴らして23cmをゲット! 「うひゃひゃひゃひゃ〜!」 もう笑いが止まらない。 キープ用に持ってきたコンビニ袋が一杯でこれ以上入らなくなったのでようやく皆に電話する。 ふ:「いま20cmオーバーが入れ食いですよ」 さ:「え、マジ? 皆で行くから待っててね!」 |
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大波止の爆釣ポイントへやってきた5人。 コンビニ袋が張り裂けるほどの釣果を見た前田ピン蔵が一言。 「でた〜! さすがメバル馬鹿!!」 そうそう!今日から私をメバル馬鹿と呼んでくれい!(笑) |
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後から来た5人は一斉に攻め始めたが、ちょっと騒ぎすぎたのか反応はいまひとつ。 「あれ?もう終わっちゃったの?」 このままじゃ私が悪者にされちまう。。。 |
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周囲が静かになるとメバルの反応も良くなって来た。 「来ましたよ! いいサイズです♪」 メバルでびゅ〜高見くんも絶好調! 「淡路メバル最高です! 次は何時行くんですか?」 ハハハ、あんた今日からメバル馬鹿2号だよ!(笑) |
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この日の為に専用ロッドを用意したさくらさんは全てのポイントでメバルをヒットさせている。 このポイントでも良型をゲットして決めてくれた。 やはり相当なメバル馬鹿である事は間違いないようだ。 | |
時刻はすでに深夜2時近くになったがメバルの反応は続く。 参加者全員が良型メバルを釣り上げ、さらに釣果を積み上げていく。 やはり淡路島は凄い! こんな遅くまで頑張るみんなはもっと凄い! アンタら、みんなメバル馬鹿や! |
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爆釣に酔いしれた6人が神戸に戻ったのは午前3時。 ファミレスで軽い食事をとりながら釣り談義にふける。 爆笑の釣り談義は果てしなく続き、解散したのは午前5時! 自宅に帰り着く頃にはすっかり明るくなってしまいました。 いったい何時間起き続けていたのだろうか? なんで皆こんなに元気なんだろうか? やはりみんなメバル馬鹿なんだろうな。。。 |
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end ・ちょっと気になった事・ |
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今回、C港で釣った腹ぼてのメバルは子持ちでした。 メバルは卵胎生。 つまり哺乳類のように交尾をし、メスの体内で卵が孵化します。 成熟したメスはおよそ1〜3万匹の稚魚を生むそうですが私が釣った1匹がそうでした。 稚魚は直径0.3mm程の目玉を持つ全長3〜4mmの極めて小さいモノ。 それがメバルの腹腔内に溢れるように入っておりました。 当然「全滅」です。 12月から2月はメバルの産卵期でもあります。 いままで散々釣っといて言うのも何なんですが、妊娠中のメバルはできるだけリリースしたいと思いました。 妊娠中のメバルはちょっとした刺激で早産してしまうらしいですが、我々にできることは可能な限りのリリースしかありません。 せっかくのメバルパラダイスを自らの手で潰す事だけは避けたいです。 ちなみに、オスのメバルにはペニスがあるそうですよ。 |