クダコチャレンジ2002 その4
2002年10月19日
今期4度目のクダコ釣行は若狭湾のベテランジガー2名と地元の常連1名を加えた凄腕7名での挑戦。 朝一番の上げ潮に狙いを絞り、5時半出船でクダコ水道に向かいました。 保安庁発行の潮流表によると過去3回の釣行と同程度の潮速。 の筈なんですが現場は凄まじい激流が渦巻いています! 船は飛ぶように流れ狙いどころを攻める事が出来ません。 風波と潮波がぶつかって大きなウネリになり立つ事すら出来ない状況です。 当然根掛かりの連続!と思われたのですがクダコ常連の面々は不気味な笑みを浮かべながら黙々とシャクリ続けている。 やはりココに来る連中は只者ではありません。。。 |
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上げの潮流がピークを過ぎた頃、泉さんにレギュラーサイズの5kg級がヒット! 上手にいなしてなんなくキャッチ。 この1匹に続け!と気合を入れて攻めるがなかなか後が続かない。 | |
結局、朝の上げ潮では泉氏の5kg級1匹で終わり。 潮止まりのアジ釣りに期待したが今日は他の船も釣れていないとの事で怒和島に上陸して休憩となった。 |
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下げ潮が動き出す10時過ぎに再び出船。 「最近は下げの方が調子良いよ!」 船長の言葉に気合が入る7名。 「ヒット!」 常連組の有尾さん念願のヒット。 しかし、クダコ用の剛竿には魚が小さすぎたようで網入れでバレてしまった。 う〜ん残念!! | |
次のヒットはまたもや泉さん。 小型とは言え確実に結果を出す強さは今回も変わらない。 | |
感心してる間にまたまた泉さんにヒット! 強豪揃いの船中でほぼ独り勝ちの状態。 この強さはまさしくホンモノ! あやかりたいもんです。 | |
結局午前中は泉氏の5kg級1本と2kg級2本。 有尾さんの2kg級のバラシで終わり。 これまでのクダコと比べて反応が薄く、なかなか厳しい状況である。 期待のアジ釣りも出来ない為に気分的にもかなりブルー。 手ぶらで帰ることだけは絶対に避けたいがジギングで結果を出す自信はまったくありません・・・^_^; | |
午後からは下げ潮の落ちを狙うが反応はまったく無い。 上げ潮と比べて攻めやすい下げ潮だが気を抜くと一発で根掛かりである。 根を覆い尽くす巨大なフジツボがジグを削り、針を噛み、リーダーを切る。 釣れなくてもジグだけはいつものように無くなっていくのである。 | |
前日からの不眠で極度の睡魔に襲われる私。 半ば眠りながらも気合だけでジグをシャクリ続ける。 「ゴゴゴン!」 一気に覚醒してフッキングをかまし、それはそれは丁寧に巻き上げて2kg級をなんとかゲット! こんな私でも頑張ればなんとかなるんですね。 |
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結局午後からは私の1匹のみで今回のクダコ釣行は終了。 ヘビージグをシャクリ倒してクタクタの体と共にクダコ水道を後にした。 今回は過去3回の釣行と比べサイズも数もパッとしない結果ではある。 クダコ名物の激流の恐ろしさを存分に味わい、アジ釣りさえ出来ない苦境に立たされて相当に辛い一日でもあった。 しかし、「夢」を賭ける可能性がソコにある限り、我々のクダコ通いが終わることは無いのである。 |