クダコチャレンジ2002
2002年7月27日
いまや全国的にその名を知られる松山沖クダコ。 1999年10月16日に全長115cm 重量17.7kg 胴回り69cmの巨大ブリが釣れて一気にブレイク。
泳がせでは25kgの実績もあり、全国の著名アングラーが通いこむ名所になりました。 しかし、険しく複雑な根と激しい潮流で攻めるのは極めて困難。 ハードタックルとヘビージグが必須の難所です。 このクダコにシャウト!の小野さんやCCMの文字さん御一行。 そして神戸から泉さんと有尾さん、そして私が加わり総勢7人で倉橋島の尾立港まで車を走らせる事になった。 午前6時、怒和島マリンの大石船長の船に乗り込んでクダコ水道へ向かう。 朝のうちは上潮がぶつかるアイノ瀬を攻めるが、まだ潮が緩く反応は無い。 「潮が走るまでアジでも釣ってるかね?」 船長の提案を受け、早々にアジ釣りポイントまで移動となった。 「おいおい、今日はブリ狙いやなかったんか?」 と言いつつも全員素早くサビキ仕掛けをセット。 そう、クダコのアジはデカくて美味い! 関アジに引けを取らない美味さなのだ。 しかし、期待のアジは不調で型も小さく数も伸びない。 やがて潮が走り出しブリ狙いのジギングポイントに戻る事になった。 う〜ん、残念だ・・・ |
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潮波で盛り上がるアイノ瀬。 見るからに巨大ブリが期待できる雰囲気だ。 激しい潮流と険しい根で根掛かりは多発する。 山立てで根の位置を把握しないと釣りにならず、根を無視した攻めでブリは釣れない。 クダコが難所と言われる所以はココにあるのだ。 300gジグと100lbリーダーでアイノ瀬を攻める7人。 潮流は徐々に速度を上げ、予断を許さない状況だ。 「来ました!」 クダコ初挑戦の泉さんにヒット! 文字さんのアドバイスで強引に根から引き離し、小野さんの操るネットで5kg級のメジロをキャッチ! |
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「ありがとうございます!」 唯1人スピニングタックルで不安を隠せなかった泉さんが本日の初キャッチとなったのでした。 |
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お昼は怒和島に上陸し船長の自宅にお邪魔しての食事となった。 獲れ立てのアジの造りにタコ刺し。 炊き立ての鯛メシにメバルの味噌汁。 相変わらずの豪華な昼食もクダコの魅力のひとつと言える。 午後からは下潮が当たる馬瀬を攻めるが朝と比べると遥かに潮が緩くなり攻めやすい。 そしてココでも泉さんは強かった。 手馴れたスピニングタックルでまたまた5kg級のメジロをキャッチ。 もうこれはマグレなんかじゃ無く、彼の戦法が生んだ結果である。 両軸タックルで攻める6人も必死で攻め、CCM組の中西さんがメジロをキャッチして後を追う。 |
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根掛かりに泣いた上潮のアイノ瀬と比べ、下潮の馬瀬は攻めやすい。 しかし、秒単位での集中力を要求されるアイノ瀬に比べるとメリハリに欠けて気が緩みがちになる。 潮は動かない。 「今日は終わりかな・・・」 誰もがそう思った矢先。 「来ました!」 やはり泉さんである。 しかも今度はデカそうだ! |
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ハマチ用ライトタックルをギシギシ鳴らしながらも余裕のやり取りであしらう泉さん。 なんとクダコ初挑戦で8kgオーバーのクダコ鰤をゲット! 並み居るベテラン勢を尻目に圧倒的な結果を叩き出した。 なんとも恐ろしい男である・・・。 |
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結局この日はクダコ初挑戦の泉さん独り勝ちとなった。 しかもクダコでは不利とされるスピニングタックルを操り、誰もが夢見るクダコ鰤をなんなく獲って見せたのだ。 ふ:「どうですか? 今日一日、楽しんでいただけましたか?」 泉:「こ、これで喜ばなきゃ殺されますよ〜!」 ^_^; と言う訳で帰りは泉さんの運転で26時間ぶりに自宅にたどり着く私でした。 神戸からクダコまで往復600kmもあるが、10kg級を真剣に狙えるジギングポイントとしては遠くは無い。 飯は美味いし船代は安い。 しかもアジ釣りでお土産が確保できるのだから言う事無し! 本命はどっち?なんて事はこの際聞かないでちょうだいね。 判ってると思うけど・・・(笑) |