日時 2009年5月5日~5月11日
場所 モルジブ南マーレ、フェリドゥ環礁
天気 晴れ
波 なし
風 ほとんど穏やか
ターゲット GT
アングラー チョコⅡ、エミ
釣果 チョコⅡ GT27匹 MAX30キロオーバー
エミ GT4匹 MAX10キロオーバー
クルー GT10匹くらい MAX25キロオーバー
外道 カスミアジ、ギンガメ、バラクーダ、バラフエダイ、ハタ類、多数
今回のモルジブ釣行はサファリボートで寝泊りしながら3日半釣りをして
最終日のみリゾートで一泊。
プランに不満があるエミ。
どうもリゾート一泊のみが気に入らないらしい。
「せっかく楽園に行くのにリゾート一泊はひどくない?」@エミ
「本当の楽園がどこにあるのか教えてやるから心配しなくていい」@チョコⅡ
と半ばゴリ押しでスケジュール決行。
一番気掛かりなのは天候。
5月といえばモルジブでは乾期と雨期の境で一番天候が安定しないシーズン。
雨はいいとして、強風が続けばアウトリーフどころか、釣りどころではない。
しかし比較的安いこのシーズンだから、後は運に任せて行く事にした。
行きの飛行機、シンガポール航空は随分よかった。
最近の航空会社はアルコール類はほとんど有料なのだが、この飛行機は
ビール飲み放題。おまけにスチュワーデスが新婚旅行と勘違いして
ウェディングケーキまで持ってきてくれた。

これは幸先いい予感。
シンガポールで乗り継ぎ、モルジブマーレ空港に到着したのは夜の11時頃。
空港のすぐ前の港に船が停泊していて、今夜はこの中で就寝。
サファリボートには5人のクルーが乗っており、握手をかわす。
部屋はサザンクルーズのようなもん。船はもっと小さい。
部屋といってもベッドがあるだけの薄暗い部屋。扇風機しかないから
むし暑い。
薄暗いからエミの表情がよく分からないけど、多分半泣きになっている
と思われたので、おやすみだけ言って素早く眠りについた。
翌朝6時、エンジン音と共に目が覚めた。
一日目は南マーレのアウトリーフを叩きつつ、フェリドゥ環礁を目指す。
天気は晴れ、風は弱く絶好の条件。
というより、南国のこの条件がこれほど過酷だったとは久々に感じた。
あまりに暑い。投げるたびに水分補給をしなければもたない。
初日はアップのつもりで投げ続けるが、これで3日半釣りが出来るか
マジで不安になった。
バイトはぽつぽつとあるが、フッキングしない。
チェイスの感じからするとプレッシャーが高いんだろうな。
ひったくっていくようなバイトはほとんどない。
暫くしてようやくファーストフィッシュ。

またヒット!今度はちょっとよさそう。

まあまあのサイズ。

日本でキャストの練習をしておいたエミだったが、やはり本番は
そんなに甘くない。距離がなかなか伸びない。

一日の大半がこんな風になってた。

結局この日は頑張った割には貧釣で、チョコⅡがGT3匹、エミが0で
終了となった。

どれだけの飲み物を飲んだかわからないほど飲んだが、トイレには
朝の一回しか行かなかった。それほど厳しい暑さだった。
インリーフに入ってアンカリング。
夕飯の後は夜釣り。水深は20mくらいで、落とせばなんかは食ってくる。

特に多かったのは名前はわからんけど岩石岩男みたいな魚。
でもさすがは南方系、見た目によらず引く。
あとはフエフキダイ、小型のバラクーダなどが釣れた。
2日目の朝、スタートフィッシング。
初めはどうなる事かと思ったと思ったエミだったが調子は悪くないようだ。
メシはこんな感じ。なんとか食べれるレベル。

南マーレを後にして、フェリドゥ環礁へ。
暫くしてヒット。いい引きだ。

なかなかいいサイズ。

漸くしてエミにも初日がきた!

しかしなにか魚が違うぞ。
バラクーダでした。クルーは大ウケ。

ここからスイッチが入って入れ食いモードに突入!
投げるたびに15キロくらいまでのGTが3~4匹でチェイスしてくる!
エミも漸くしてGTをキャッチ。

バコバコにヒットするがサイズがあがらない。
つい欲が出てくる。休んでいるエミのタックルでクルーがキャスト。
すぐにヒット!ものすごく強引です。

クルーがキャッチ。メチャ喜んどる。

エミのタックルをクルーが取り合いになっとる。
いいサイズをキャッチ。

俺も負けじとキャッチするが小型ばかり。
GTをヒットさせ、ランディングしようにも誰もクルーが来ない。
どうなってんだと思うと後ろのほうがなにやら騒がしい。
クルーがキャッチ、でかい!

25キロはありそうなGT、クルー達大騒ぎ!

やりやがった。
その後もヒットは続いたが、サイズは上がらず終了。
この日は、チョコⅡがGT15匹、エミがGT3匹。
ローカルアイランドの港でアンカリングしたので、夜釣りは出来なかった。

3日目、体も馴染んできて、キャストにも力がはいる。

やはり前日のようにはいかないものの、飽きない程度にヒットする。
GT以外にもいろんな魚が出る。

昼過ぎ頃、アウトリーフを流していると、コーナーからでかい奴がバイトしてきた!

結構ラインは出たが、深場に走ってるので、大丈夫だろう。
ただこの船でのフォローはほとんど出来ないと思ったほうがいい。
前進はともかく、バックやターンなど全く期待できない。
船の通路もいろんな障害物があるから、かなり移動に制限がある。
魚の向きを考えて寄せる必要があった。
どうにか寄せて、ランディング、でかい!

どうにか満足なサイズがあがった。
エミもなにかがヒット。

でかいカスミがあがった。

この日は数は前日ほどあがらなかったが、いいのが釣れたのでよかった。
チョコⅡ GT7匹 エミGTはなし
最終日の半日は南マーレでの釣り。
この日は風が強く、インリーフでの釣りとなった。
でももう十分に満足してたので、適当にやってた。
エミは最終日に気合をいれてキャストを繰り返し、ヒットさせていた。

調子にのってキャプテンまでロッドを握ってまった。

ちゃんと仕事してくれ。

さえない状況だったが、ぽつぽつ釣れて楽しい半日だった。
結果的には今回は釣果に恵まれたと思うが、全体的に見て、釣れるエリアは
限られてるから、条件が悪いと結構厳しいのかもしれない。
ただやはり遠いエリアのほうが、魚の活性が高いのは確実に感じた。
フィリピンを思い出すようなサファリフィッシングだった。
結果的にはエミにも好評だったので、楽園の意味が解ってくれる子でよかった。
今後もまた楽園に行けるよう、頑張ろう。
そして楽園に耐え切れる身体を仕上げておこう。
