遠州の大海嘯(だいかいしょう)

日時 2004年8月12日(木)6:00-15:00
場所 遠州
天気 晴れ
風  弱い
波  小さいが、うねりは大きかった
船  章福丸
メンバー 大王、ばば、手下、チョコ2、みんちょ、やまちゃん、エギン
ターゲット キハダマグロ、カツオ
結果 キハダマグロ30.7kg*1(やまちゃん)
   チンピラカツオ500g-800gくらい*たくさん
   ペンペンシイラ 数匹

今日もまた、遠州でドラマが起こった。
やっぱり、遠州は凄い海だ。

今切を出る。
凪は凪だが、台風の影響か、うねりがある。
そのまま沖へと進む。
ロボを過ぎて更に更に沖へと向かう。
何も無い。

「さっき過ぎた丘でなんかある(幾らか釣れてる)みたいだけど、どうする?
 このまま沖行くかー」@船長
「沖行く!」@パル
そのまま沖へ向かう。
相変わらず何も無い。

「丘へ戻るぞー」@船長
どうやら他船がなんか釣ったらしい。
和丸が8kgクラスのカツオを上げたらしい。
しかし、我が船が戻った頃には終了状態。
「今日は、沖へ行き過ぎてまずったかなあ」@船長
まあ、この程度のことでめげるはずもなく。
鳥は居るものの、なかなか(魚が)出ない。
ここは遠州だ。
そのうちなんかあるだろうと群れを探し続けた。

「あ、あそこ白くなっとる」@やま
遠目で見難いが、相当なことになってそう。
全開で向かっていく章福丸。
白くなっている所へ近づくと、やっぱりえらいことになっていた。
30kg超クラスのキハダがザッバンザッバンやっている。
そしてその大群は逃げるどころか、こっちへ向かって来る。
まさに遠州の大海嘯(だいかいしょう)だ!
「え???大海嘯を知らない?」@通りすがりの人
「風の谷のナウシカに出ている大海嘯だがね」@通りすがりの人
「まだわからない??本当にわからんの?
 じゃあ 死ね!←うそ」@通りすがりの人
「本当に知らないならここを見て勉強しなさい」@通りすがりの人

さて、話は戻って。
どこに投げたらいいかわからんくらいの広範囲であったが、全員キャスト。
最初に喰わせたのはばば。
「おっし、来た!」@ばば
「デカイよ、まじでデカイよ、これ」@ばば



確かにドラグが良い音を出している。
続いて、やまちゃんにもヒット。
「おーーー」@やまちゃん
「他(の人)も投げて掛けーよ」@船長
しかーし、掛けたのは2人だけ。

やがて、大海嘯も消え去り、掛けた2人のファイティングタイムに入った。
「1人、とも行け!、慌てるな、大事に行け!」@いつもよりマジな船長
「いいかぁー、慌てんでいいぞー」@船長
「がんばれよー」@パル
相当小さくなっているスプール。
まだまだ相当時間が掛かりそう。



タモ、銛を準備する。
15分経過。
・・・
30分経過
・・・
ともでやまちゃんの声がする。
「バレた?」@パル
どうやら違うらしい。
どんなことが起こったか聞いてみよう
「あかん、もう限界、(みんちょ)代わって」@やまちゃん



「あかんてー、えらくても、最後まで1人でやらにゃー」@みんちょ
「じゃあー、おまえ(みんちょ)やってみるかー」@逆切れやまちゃん
「勝手なこと言うなー!」@逆切れやまちゃん
「・・・・」@野犬に噛み付かれて声を失うみんちょ
ファイティング中に逆切れする人を見たのは初めてだ。

45分くらい経過(たぶんこれくらいだと思う)

「やまちゃんの魚、浮いてきた!」@パル
「よっし、掬える」@パル
タモで掬って、見事GET。
キハダマグロ30.7kg。



「やったぜー!」@パル
「ありがとうございます」@みんなと握手するやまちゃん
「おーーし、よーやった」@船長

やまちゃんの記念撮影をしているときだった。
惜しくも、ばばの魚はフックアウト。
あと少しのところまで来ていたのに。
残ーー念。

めげずに釣り開始。
再びキハダがザバザバやっている。
またまた最初に掛けたのはばば。
「おっし、来た」@ばば
次に掛けたのは手下くん。
「手下くん、来たかー!」@船長
船長が『手下』と言ってるところが笑える。
と思ったら、手下くんのはルアーを丸呑みされたいたみたいで、ラインブレイク。
こんどはしっかり寄せるばば。
最後は銛で仕留めたが、刺さった銛の先が抜けてしまい、惜しくも取れなかった。
十何キロくらいの魚だったらしい。
残念。

再び、キハダを探して走る。
「エンちゃん、釣れたかー?」@章福丸の隣に来た和丸船長
「あかーん、俺は全然だめ」@大王
「釣れとらんときに、他の船からマイクで(みんなに聞こえるように)
 名前(えんちゃん)で呼ばれると辛いよなあ」@大王

結局この後はキハダには巡り逢えず。
チンピラカツオや、ペンペンシイラを釣っておしまい。
まあ、30kgのキハダの後じゃあ、↑こんな魚はどーでもいいわねえ。

港へ帰って、検量と記念撮影。



解体されて、みんなで山分け。



「(船長)おつかれさまです」@エギン
「はい、おつかれさん、気をつけて帰れやー」@船長
「15日は僕が釣りますから」@エギン
「釣ってよー、糸だけはしっかりチェックしとけよ」@船長

まあ、それにしても、遠州は凄いとこだわ。
遠州には持参している30kg秤を、船上で振り切ったもんなあ。
ところで俺(エギン)は、ちょっと前に某湖に何しに行ったんだったっけ。
笑うなここで。

最後に、やまちゃん、おめでとう。