日時 2003年9月14日(土)6:00-15:00
場所 遠州
天気 ピーカンの晴れ
波 かなりあった
風 も相当あった
船 章福丸
メンバー エン、ババ、トヨ、はまのっち、はしくん、しげQ、エギン
ターゲット カンパチ
結果(船中) 子アジ*1

恐るべし!携帯の電波でラインブレイクさせる男!

先週で、シイラはお終いにして、今週からカンパチ狙い。
夢と地獄の放射能を浴びるため、命知らずの兵たちが原発沖へと向かった。
三国支部から、憧れのカンパチを求めて、ハマノッチとはしくんがやってきた。

風が強い。波も高い。
澄んだ空の向こうには、今日の結末を全て知っているかのような富士山が見える。
日の出の遅れと重なって、秋の遠州だなあと感じる。
そういえば去年、大王がカンパチ*2を釣ったときも、富士山が見えていた。

前日の夜。
シヴァ会長+アンパンと焼肉を食べるエギン。
「明日出れるの?頑張ってきてよ!でかいカンパチ釣りゃーええがぁー」@会長
この僅かな言葉の中に、釣れるもんなら釣ってみな
という小憎らしいまでの挑発を感じ取るエギン。
「デカいカンパチ釣って、10kg以下はみんなシオだーって言ったるー!」@エギン
こう言い返したエギン。
しかし電波でラインをぶった切るような会長の魔力には気づいていなかった。

さて釣り開始。
ザバンザバン。
かなり荒れている。
流石に、この状況でここらを狙う船は見当たらず、貸しきり状態。
いろいろ攻めてはみるものの、当たりなし。

ポイントを移動して最初の流し。
「あ、根が掛かった」@Q
・・・
「あー、何か来とるわー」@Q
「でかいよ、これ」@Q
スピードこそ遅いものの、奴は徐々に走り出した。
大物であることを悟った我々は、即座に全員ルアー回収。
Qの健闘を見守る。



気の早い大王は、makiくんに画像送付。
会長にも電話。
「Qちゃんがなんか知らんけどデカイの掛けたんだわ、
 魚が上がってきたらまた電話するわ。」@大王
自分のギンバルベルトをQに貸すエギン。
「なんだろうなあーこれ」@パル
「全然上がって来んねえ」@パル
「親分の記録抜けるかもよ」@パル
「絶対獲ってよ、親分をギャフンと言わしたるだでさあ」@パル
「すごいとこだねえ、遠州って」@はまのっち
「これがやりたくて、俺たち釣りやっとるだでねえ」@パル
30分経過。
とにかく背後で喋り続けるパルメンバー。、



喋る余裕も無くなってきたQには相当やかましく感じていたらしい。
只管自分の泳層を保ち続ける魚。
40分経過。
大王の「魚が上がってきたらまた電話するわ。」を待てずに
大王に電話して来た会長。
(仕事にならんかったんだろうなあ、きっと)
大王が会長からの電話に出たその時だった。
「あっ」@Q
弧を描いていたQのRodは、このとき無情にも真っ直ぐ快晴の空を指していた。
「今切れたんだって、本当に今だって」@電話で会長へ伝える大王
「せめて顔見たかったなあ」@パル
なんだったんだろう、この魚は。
”なんか妙に上に引っ張られるなあ”ぐらいしか思っとらんかったんだろうなあ。
今頃ルアー口にぶら下げて泳いどるんだろなあ。
まあQにとって、忘れることのできない釣行になることだろう。
こんなときに、なにを血迷ったか大王。
「俺今さあ、アジ釣ったでねえ20cm無いくらいの」@大王
「釣ったには変わりないでさあ、(他には)誰も魚釣っとらんでしょう」@大王
こんなことはきっとみんなすぐ忘れるわい。

その後、原発沖、天竜沖といろいろやったが不発。
「今日は鰭のつくもんは釣れんかも知れんなあ」@船長
確かに厳しい釣りだった。

それにしても、Qの掛けた魚の顔を見たかった。

ん?
大王の釣ったアジ?
・・・
どうでもえーわい、こんなアジ。