日時 2003年5月1日(木)、2日(金)7:30-20:30
場所 対馬海峡
天気 晴れ
波   小
風   小 べた凪でした
船 華栞丸
メンバー 手下、エギン、現地合流したAKI、PONTA他 船中で各日13,4名
ターゲット ヒラス(ヒラマサのこと、小さいのはヒラゴというらしい)
ブリ(小さいブリはヤズというらしい)
結果
1日目  手下:ヒラス4-5kg*1、ヒラゴ*2
エギン:BOSE
他船中では ヒラス6kg*1、ヒラゴ*3、ヤズ3kg*1
2日目 手下:カサゴ*1
エギン:真鯛3kgちょいくらい*1
他船中では ヒラス8kg*1、オナガグレ*1、イサキ*3、カサゴ*1

今回はGWを利用した対馬遠征。
ここならエギンでもヒラマサが釣れるかも。
浜ちゃんのこの一言がずっと気にはなっていた。

前日の30日に現地入りし、翌日1日から釣りを開始する。


◆さあいくぞの一日目
華栞丸はとても綺麗で大きい船だった。
そしてとても足の速い船だった。
対馬では速くないと話にならんそうだ。
確かに地図で見ても、とても距離がある。

相当長いこと走って釣り開始。
べた凪で琵琶湖の様な水面。

なかなか当たらない。
当たる当たらないより気になったのが、他の人たちのしゃくり方。
こっちの人たちは、皆変わったしゃくり方をする。
(これが普通のしゃくり方というのがあるわけでもないのだが)
どんな感じのしゃくり方かというと
7時半から11時位までの角度で、延々等ピッチでリズム良くしゃくる。
1シャクリで(リールのハンドルは)必ず1回転。
テキスト表現するとこんな感じ。
ロングストロークジャークともちょっと違う感じ。
確かに細長いジグが小気味良く泳いでそうな感じがする。
180g前後のジグを使うので結構疲れる。

へぇーと関心してるとエギンの隣の人にヒラゴヒット。
やっぱり、みんなやってるだけあって(魚に)効くんだー。
ほぉーと関心していると手下くんにもヒラゴヒット。
「パル(手下くんのこと)HIT!」@船長
隣のPONTAにもHIT。
「PONTA HIT!」@船長
6kgのヒラスだった。
どうやら、この船ではヒットすると船長から名前付きで呼んで貰えるらしい。
「エギン HIT!」悲しいかな、この言葉は最後まで聞けなかった。
隣のAKIくん、エギンと続くかと思いきや、シュンとなってしまった。
その後手下くんや他の人にヒラゴがHITした。
エギンの竿は弧を描かぬまま、1日目が終了した。

港へ戻って後片付けを済ませて携帯を見る。
鬼のような着信履歴とメールが(合計12件)エギンを待っていた。
何も伝える事のない丸BOSEのエギンには、悔しいだけだった。
ぺんぺん大王からの着信履歴が約1時間おきに5回も残っていた。
しつこいぞ、ぺんぺん大王!悪魔の鳩時計か?ぺんぺん大王は!
むかーっと腹が立つ!
間隔が等間隔で無い分、頭の悪そうな鳩時計ではあった。

おっし、明日は絶対釣ったる!


◆今日こそ絶対釣るぞの2日目(最終日)

今日は昨日よりも更にべた凪。潮も緩やか。
でもエギンには、そんなことはどうでも良く
(というかどうしようも無く)限られた今日一日を
精一杯頑張るしかなかった。
このままでは名古屋へ帰れん。

ここでは、釣れない人を苛める人や、釣った人を擽る人、
勝手にドラグを緩める人など、よーは、とにかく悪い事をする人が
全く居ないので、その分、釣りに集中できた。

こっちの人たちのシャクリ方を見習って頑張った。
自分ではだんだん感じが掴めて来て良くなってきたと思うのだが
それとは裏腹に、海の状況は昨日よりも更に悪くなっていた。
15時くらいまで船中ノーヒット。
「昨日釣っとかんとあかんかったんだろうなあ」@エギン
手下、エギン、AKI、PONTAの4人で戦うラーメンの陣は
完全に未だBOSEのAKIとエギンの一騎打ちになっていた。

今日の青物は喰わんだろう。
冷静にはそう思っていたが、残された時間を頑張ってしゃくり続けた。
すると終に来た。
「おっし、来た!」@エギン
久しぶりに味わう魚の引き。
確かにグイグイ引くが、足が遅そうな引き。
何だろうと思ってあがってきた魚を覗いてみると、体が丸い。
鯛だった。



ヒラマサではなかったが、魚が釣れただけ嬉しかった。
「俺だけかい(魚釣っとらんのは)!」@AKI
(そうさ 君だけさ!)@口には出さないがそう思ったエギン
これでラーメンの陣も終了だと思った。
悪いがAKIくんに奢ってもらおうかと。
しかし、最後にどんでん返しが待っていた。
「来た!」@AKI
なんとAKIにヒット。見事なヒラスGET。
「おるやん!」@エギン
ファイト中に擽ってやろうかと思ったが
やっぱりATeamだと言われそうだったし、他の人たちの視線が
気になったのでやめた。
調子の出てきたAKIくんは、その後オナガグレをGET。
50cmオーバー、3kgちょいあって、立派なグレだった。

まだ時間はある、喰うかも知れん。
一生懸命シャクった。
それから2回当たったが一度は外れて、もう一回は乗らなかった。

夕暮れと共に、蛍の光が流れて今日の釣りも終わってしまった。
気合入れて九州まで来たが、ヒラマサは釣れなかった。

釣行という意味ではいろいろあって楽しかったが
また名古屋へ戻って苛められるのかと思うと悔しかった。

「やっぱりエギンは下手くそだ!」@敗戦報告を受けたぺんぺん大王
むかーと腹が立つ。
今に見てろぺんぺん大王!
アドバルーンが沈むくらいの錘を付けて深海に沈めてやる!

>今回お世話になった海楽隊のみなさん。
九州へ行ったのは初めてでした、とても楽しませていただきました。
いろいろ面倒見て頂きありがとうございました。

>AKI、PONTAへ 
いつか借りは返すぜ!