本当に下手なのはお前だ!
果てし無く沈んでいく、深海王決定戦!
日時 2002年5月3日(金)4:00-15:30
場所 輪島七つ島
天気 晴れ
波 小
風 小
船 平安丸
メンバー 西の深海王:エンちゃん、東の深海王:エギン。
審判:アンパン。
ターゲット ヒラマサ、ブリ
結果(秤を忘れたので、重さは全て推定です)
アンパン: タイ*2(6kgと5kg)、ヒラマサ2.5kg、ガンド2.5kg、フクラギたくさん
エンちゃん:ブリ5kg、フクラギたくさん
エギン:ん? 俺の結果? 知りたい?
どうしても知りたい? じゃあ教えよう。
俺はジギングが下手だ!
頑張っても頑張っても、フクラギしか釣れんかったわ!
くそー!
さーて、今日はParuparo軍団5週連続の輪島。
エギンはというと4月13日以来の二回目。
この日は荒天早上がりで全員撃沈だったので、さほどショックでもなかった。
エンちゃんはというと、今年、何回目かは定かではないが、
行くたびに深く、深く深海へと沈んでいる。
深海生活だから、天気なんて関係無いはずなのに、前日(2日ね)
当日(3日)の天気を気にしていたのが笑える。
本日の審判としてエギンが無理やり誘ったアンパン。
本当は誘って欲しくてしょうが無かったことをエギンは知っている。
前日、そして明日以降も天気が悪いらしい。
その谷間にあって、穏やかな天気に恵まれた。
朝4時。まだ暗いなか、港を出船。
暫くして、七つ島へ到着。
琵琶湖のようなベタ凪で、風も無い。
こんな日もあるんだ、と思いながら釣り開始。
開始直後から、互いに、相手のしゃくり方を牽制し合う、エギンとエン。
下手くそが下手くその真似をしたところで、もっと下手になるだけだ。
そんな二人の間にあって、笛を咥えたまま冷静にしゃくる審判アンパン。
「おっし、来た」@アンパン
そんなにでかそうではないが、楽しそう。
あがってきたのは小さめのガンド。
「もう釣れちゃった。」@アンパン
ちょっとやる気が出た。
「よーし、次は俺だ」@エギン
その後、暫く当りなし。
さっきのガンドは、たまたま釣れただけなのか?
「あ、エンちゃん来とる」@アンパン
な、なんと、エンちゃんの竿が撓っている。
深海の深さが良くわかるようなマジな表情のエンちゃん。
「ブリだブリだ」@船長
船長の手によってタモに収まった5kgくらいのブリ。
「やったー」@大喜びのエンちゃん
名古屋に届きそうな大きな声。
この声のことかーと思うエギン。
「やられたー。」@エギン
こんなことがあるのかーと思うエギン。
この一撃は、効いた。
西の深海王に、大粒の塩を全身に振り撒かれたナメクジのように
エギンは沈んでいった。
塩によって、体が硬化していくのがわかる。
しゃくりのリズムもへったくれもなくなって来た。
船上でスキップを始める楽しそうなエンちゃん。
スキップは嘘だが、それくらいの勢いだった。
「エギンさんしゃくり方教えようか?」@エンちゃん
「まあ教えるって言っても、落として巻くだけだけどさあ」@エンちゃん
西の深海王の激しい攻撃をくらうエギン。
「まあ、そんなに(エギンを)いじめなさんなー」@船長
船長にまで気を使われてしまった。
「船長、気にしちゃーあかんてー、俺らの間じゃあ普通のことだでさあ、
会長だろうと誰だろうと、釣れんときは、とことんけなしてあげんと
あかんだてー」@エンちゃん
「逆に言えばそんだけ仲が良いちゅううことだでさあ」@エンちゃん
仲は良いはずなにに、えれー腹が立つエギン。
さっきのブリは船長の「上げてー」の合図で、ただ巻き回収してたら
喰って来ただけなのに。
悔しい。
「俺はこれを狙っていた・・・」@おおさま状態のエンちゃん
「エンさん、静かにしてもらえます。」@これが精一杯のエギン
しかし、魚の当りは続かず、エンちゃんのしゃべりだけが続いた。
島を離れたポイントでナブラ。
ここでは簡単にフクラギが釣れた。
体が固まってしまったせいか、ペースが悪いエギン。
「エギンさん、フクラギ相手に苦労しとるねえ」@エンちゃん
「おれはフクラギなんか狙っとらんからさあ」@エギン
「フクラギが喰う瞬間にわざとかわしとるだって」@エギン
アンパンに大きそうなのが来た。
「いいかも知れん」@アンパン
あがってきたのは5kgくらいの真鯛。
腹の大きい立派な真鯛。
しかしこれだけ。
ここではフクラギがけっこうたくさん釣れた。
再び島周辺。
「おっし、来た。」@アンパン
「ヒラマサか?」@パル
しかしあがってきたのは6kgくらいの真鯛。
あがってくる真鯛はGTの様だった。
こんなでっかいのはみたことなかった。
これでやる気が出た。
「よーし、次は俺だ」@エギン
しかしまたアンパン。
今度は本当にヒラマサ。
2.5kgくらい。
「投げて巻くだけだよ」@アンパン
よーし、ここでヒラマサをGETしたらエンちゃんを置き去りだ。
(ちなみに、エンちゃんもエギンもヒラマサを釣ったことが無い)
「よーし、次は俺だ」@エギン
同じルアーで同じ釣り方をするエギン。
本当に来た。ぐっと来たと思ったら根掛かり。
「エギンさん、楽しそうですねえ」@エンちゃん
むかーっと腹が立つ。
しかし、このままタイムアウト。
深海王決定戦は終了してしまった。
地上へと浮上したエンちゃん。
「せっかく俺が沈めたのに、なんで浮上させちゃうの」@結果を聞いたJoker
あー元気ねえなあ。くそー。
冷静に考えて見ると、去年から何回か輪島へ行って
結果的にはガンド一本。
やっぱり俺はジギングが下手だ。
釣れんかった人のタックル紹介はやめにします。