ここでは、菅藤さんから聞いた事、私が思った事を勝手に書きたいと思います。
想像で書いてあったり、福島県の場合のみで書いてある場合もありますので間違って
いたり、その他の地域には当てはまらないかもしれません。
その場合は、ご指摘していただければ幸いです。


飛ぼうとするルリクワガタ♂

どこにいるの?

ルリクワガタってあまり馴染みないですよね。まず、高山性でブナやミズナラなどが
残る原生林がないとダメみたい。材採するなら北側斜面。南側斜面の方が暖かくて
いいんじゃない?と思うでしょ。それが、北側の方が温度変化が少なくていいんだよ
ね。それで、近くに沢なんてながれていたらこれまた最高なんですよ!
朽ち木の状態は、前述しましたが白枯れというかグレー枯れ。湿り具合は、高からず
低からず。(ん〜、難しい)それでもって、空中に浮いていること。
結構うるさいクワガタですね。産卵痕あってもなかなか出て来ないし。フ化率、生存
率も低そうです。よく似たクワガタにコルリクワガタっているんだけど、あれの場合
ブナの新芽を探せば、時期さえ合うと採集できるんだよね。ルリってブナの上部の新
芽をかじるって本に書いてあるけど、どうなんでしょう?もしかしたら、羽化後は
なにも食わないのかな?交尾ってどこでするんだろう、、、。
ちなみに、入っている材は住み分けをしているみたいです。

コルリとの雑交?

ルリってコルリクワガタと良く似ていると思わない?前胸背板が違うんだよね。
あれだけ似ていたら雑交も可能と思うんだけどな〜、、、。
オオクワ+コクワは報告されていますが、コルリ+ルリなんて実験する人っていない
のかな?まあ、ルリとコルリ一緒にいるの目撃したことがないから羽化時期の違いや
住み分けでもしているのでしょうか。もし、交尾の行為を行っても交尾器の違いで外
れなかったり、上手く出来ないことがありそうですね。例えば、オサムシを同定する
場合、交尾器を調べないと分らないのが多いんだけど、クワガタでも調べるとまた奥
深い世界が広がりそうです。(だからオサは交尾器を取り出して一緒に標本にするん
だよ。そして稀に違う種同士の交尾が成功して新種ができるって訳なんだとさ。)
イズミヤマって知ってる?伊豆諸島にいるミヤマなんだけど、あれって頭が小さいで
しょ?だけど、あれが(交尾器)でかいんだよね。いわゆる巨◯!
クワガタって外見で分ることが多いからだと思うんだけど、クルビデンス、チタヌス
の交尾器を調べたら外見が同じでも違ってたりして、、、。
だから、コクワ+スジも交尾器の違いなのかな?二歯型やなりかけ?のコクワの標本
なら採ったこともあるし、実際見たこともあるけど、、、。話がずれるのでこの話は
ここまで。みなさんがもし、コルリ採集に出かけたらルリクワガタが混じってないか
調べてみて下さい。混ざっていたら、『ルリクワガタ、ブナの新芽で採集』って月刊
むしに投稿出来ますよ。

私のたわごとにつき合って下さってありがとうございました。
ルリクワガタの飼育もやってみますので、おたのしみに〜!