ベトナム、カオバンの原生林。


野村氏が熱く解説してくださった。氏の現在の専門はアリヅカムシだそうだ。何枚か
スライドを見せていただいたが、面白い虫だ。しかも1ミリ程の虫を展足しているか
ら凄い。マダラで小さいと言ってる私って、、、

 
ゴホンヅノカブトとその生息環境。林道脇の竹林に集まる。昼間はその姿を見ること
が出来ないが、夕方5時ともなれば羽音を立ててやってくるそうだ。まるで、戦闘機
のようだともおっしゃっていた。

 
マンマルコガネ。実に面白くかっこいい虫だ。これは土をフルイにかけて採集するの
だが右のようになってしまったら虫には見えない。


ベトナム最高峰。この景観を一望できる場所にKさんが現地人を雇い、毎日ライトト
ラップをしているそうだ。


面白い陸棲ゲンゴロウ。大きさは3ミリ程。水棲との違いは後ろ足に微毛がない。
生息状況はカラカラの土の中だそうだ。ゲンゴロウの起源はゴミムシの仲間と言う説
明を受けたが、それが水棲のゲンゴロウになり、これはもう一度、陸に上がったので
あろうと言うことだった。

 
ヤンソニーテナガコガネ。前胸肺板のギザギザがイカス!

盛り上がった上映会も終わり部屋に戻った。私はえりーさんと筑波のSさん、そして
九州からやってきたY君と同室であった。明日はもちろん採集なのでえりーさんとポ
イントの話をする。その前にお互いに採集したツヤハダを交換した。そこにUさんが
加わり熱く盛り上がる。露天風呂に入っても虫の話をして、寝たのは深夜3時頃であ
ったと思う。

短い時間ではあったが、充実した一日であった。