ロッジに戻り、濡れた衣類を脱ぎ天井にかける。
今日の暴風雨のお陰で、洗濯物だらけだ。
飯を食い(相変わらず、レトルト&インスタント)一休み。そんでもって、小林さん
に電話をする為に外に出る。雨あしは弱くなったが、外に出ると横からの雨で服が濡
れる程だ。電話をすると小林さんが出て、お風呂を借りにあとでお邪魔する事をお願
いした。図々しくてゴメンナサイ。
要らない食品や飲み物を持って、小林宅へ。小林さんは、村営の住宅に住んでいた。
1ヶ月10000円とのこと。
まず、お風呂を借り着替えて茶の間に。そこでお話を伺う。生き返ったぁ!
小林さん宅で見る自分のHP。実に不思議な感じである。本当は全国、全世界で見ら
れているのだが、実際、自分がその場に行って見るという事はほんとうに面白い。
ここで、小林さんのプロフィールを、、、
なぜ?御蔵島にきたのか?それは、ある日の朝日新聞での求人情報であった。そこに
は御蔵島での求人情報が載っていたのである。そして、都内で試験を受け見事!
合格して御蔵島にやってきたのである。私も見つけていたら、応募したかも?爆発さ
んは間違いなく応募してたね。話は変わるが、町で村営住宅の入居者募集をしていた
。興味のある方は、問い合わせてみてはいかが?所得により家賃は変わる。
出来たばかりの村営住宅。この前の道路でもミクラミヤマは拾える。
そして、御蔵島の写真を見せていただきながら島の話や生活についてお話を伺った。
住んでいないと撮影できない素晴らしい写真を沢山みせていただいた。
私が訪れた時の島の人口は264名。3月に中学を卒業して、島を出た島民がいる為
人口が減ったそうだ。実際は工事関係者などが来島している為、300名は超えると
思われる。御蔵島にも役場はもちろんあり、そこに勤めている人はIターンで半数を
占めるそうである。
テレビは都内で見られるチャンネルは見られるそうだ。ただ、書店がない為、書籍な
どはインターネットで購入しているとか(小林さんの場合)。CD、ビデオもそのよ
うだったが、高く付くと言っていました。
御蔵島の主な観光と言えば、イルカウォッチングとオオミズナギドリが思い浮かぶ。
産業と言えばツゲだろうか、、、。農業はイモ類を栽培しているようだ。最近、話題
の明日葉(アシタバ)も栽培しているようだが、道路の脇に多数自生している。
私にとってはなにで生計を立てているか不思議でしょうがない。観光で成り立って
いるとも思えない。なぜなら、役場もそれほど力を入れていないようだし、自然環境
から難しいと思われる為だ。
6/4に撮影したオオミズナギドリの生息地である。このように山の斜面は荒れ、
一応、害鳥に指定されていて1年に一回駆除させる。(その他の事も教わったが、
教えられない)ちなみに、夕方ここから飛び立つのだ。
前に出た御蔵島の桟橋では、季節によってはシマアジ、カンパチなどが釣れるそう
だ。ちょっとしたごちそうになるね。小林さんは漁の手伝いをして、イセエビをもら
う事もあると言っていた。
御蔵島と言えば、近くて遠い所。私は運良く帰って来られたが、海が荒れれば新聞は
来ない。電気は止まる。6月の梅雨時は、1ヶ月横殴りの雨が続く。船が1ヶ月運行
出来ない時は、ヘリで食料などを運搬する事もあるそうだ。御蔵島は東京都なのだが
近くて遠い所であった。昔の島民の生活の厳しさが想像できた。そうそう、湿気が多
いので直ぐカビルっても言ってたな。
いろいろなお話をありがとうございます。まず、小林さんに感謝である。
雨の中を帰る。ロッジに着くと何もする事がないので取り合えず寝る。今日はあまり
歩かなかった為かなかなか眠れない。しかも、蚊も沢山いるようで、顔まで刺されま
くりである。雨のせいで蒸し暑いし、窓も開けられない。
蚊のバカヤロ〜!
明日は晴れるといいな。じゃ、おやすみぃ。