御蔵島上陸2日目は、思った通り雨でした。しかも暴風雨です。目が覚めたのは、朝
6時頃でした。7時になると役場から、放送があり今日の船は欠航になった事が知ら
されていました。この分では、ヘリもダメだろう、、、。(7時の放送は必聴です。
これで船の運行状態がわかります。欠航の場合は、すみやかに役場に行くか、電話を
してヘリの空席状況、漁船の状況などを確認してキャンセル待ちを入れましょう!)
飯を食い、だたぼーっとしているのもなんなのでカッパを来てとりあえず、昨日とは
逆方向に行く事にしました。
ロッジに置いてあったビニール傘を持ち、出かけました。雨は横方向から、吹き付け
カッパの下はすぐにびしょ濡れです。風も強いので傘も、ひっくり返ってしまいま
す。タダでさえキツイ登り坂も、今日はいっそうキツク感じられました。
至る所から流れ出る小さな流れも、今日は勢い良く音を立てて流れます。
更に上に向かって歩くが、道路上はすでに川のようになっており、もしミヤマがいた
としても流されてしまうだろう、、、。と言う事で、2時間近く歩いたがボウズ。今
日の採集はここで切り上げたのであった。
ロッジに帰り着替える。少し雨も弱くなった様なので、虫屋には有名なしげを工房に
いく事にした。ロッジからも近くである。
これがしげを工房。左がロッジ、港方面。右が役場方面。真直ぐ(車がある方)進むと
商店や農協がある。雨が降ってないように見えるが、どしゃぶりである。
玄関を叩くも返事はない。別棟の建物を見ると傘が置いてある。もしかしてこっち
か?『こんにちは!』とドアを開けてみた。
中には重雄さんと観光客が2名いて、ツゲのお土産を見ていた。私は無理を言って、
黄紋の♀の標本を見せていただく事になった。
ちなみにこれがツゲの木である。
最初に訪れた家の方に戻り、玄関から中に。入り口には、ツゲの将棋の駒などが置い
てある。おまけで色褪せたミクラミヤマの標本も。食堂の様な所に入ると、額に入っ
た標本が壁にかかっていた。
御蔵島の虫である。ちなみにここを訪れた虫屋から標本の作り方を教えてもらい重雄
さんが自分で作った物である。
アップの画像や重雄さんについては次のページで、、、