タイトルには夢の御蔵島上陸か?とあるが、直行便では行けなかったのである。帰り
には三宅島に寄ることになっていたのですが、ちょっとしたハプニングです。まぁ、
こんなのは離島旅行では当たり前なので、気にしていないけどさ。じゃ、船も接岸し
たし、降りますか。


この船が三宅島の阿古に到着したストレチア丸である。チケットは払い戻しをする
ので、係員に渡さずとっておこう。そして、目の前の施設のカウンター2Fに行って
素早く払い戻し&乗り換えの船の港を確認。バスが待機しているのそれに飛び乗る。
今回は阿古港からえびね丸という小型船に乗る。バスに乗ったが、阿古行きのバスは
かなりの混雑だった。


これが三池から見る御蔵島である。洋上に薄らと、その要塞の様な形を始めて肉眼で
確認できたのである。ミクラミヤマァ〜!(意味不明)

バスが進むとT字路を左に曲がり商工会議所(使用木材は島の物)と役場を通り過ぎ
三宅島空港へ、、、。ここの空港は800メートルしかなく、YS機と言うプロペラ
の小型機とヘリしか離着陸できない。そのYS機も運輸法で廃止が決まっており(利
用できなくなる)、しかも次の空港も滑走路延長も不可能、予算も取れていないこと
から、もしかすると飛行機での三宅島入りはあと何年かでできなくなるかもしれない。
小笠原諸島のように間に米軍を入れ最初からジェット機が利用可能な空港を作れば良か
ったのだが、色々な問題を含み難しいだろう。

阿古に着いた。ちっぽけな乗船案内状はしまっていた。何と出発時間は8:30!出
航するかもわからない。がーん、である。でも、何人か御蔵島行きの人がいるよう
だ。仕方ないので、荷物を置き港内探検である。我ながらホント探検好きだ。港には
数多くの漁船があり、今日着いたらしい釣り人も民宿の車で送られ出発しているよう
だ。一応、灯火を見てみた。こんなの発見。


ダンゴムシだろうか?長いひげが印象的だった。フナムシではないだろうし。残念な
がらクワガタは発見できない。

おっ!なんか走ったぞ!猫か?いや違う、、、。アマミのようにマングースか?後で
分ったことだがどうやらイタチのようである。本土から人為的に持ち込まれた物なの
だがそのおかげで島内のトカゲ類は姿を見なくなったそうだ。(観光協会のお偉いさん
談/後日登場)


港からは、火山島らしく溶岩の痕がわかる。

えびね丸に乗る何人かの物好き(御蔵島行く方はそうだと思う)と、話してみる。一
人の女性は友達が前日、御蔵入り(どうでもいいが、お蔵入りではない)しており
イルカウォッチングの為のようだ。イルカ見学の有名ポイントなのだ。その他は、植
物観察の人もいた。植物学的にも御蔵島は、面白い島である。

それでも時間があるので港で荷物を起き、それを枕に寝た。(どこでも寝れる強みで
ある)しばらくして目がさめると、出航するようだ。じゃ、手続、手続き。

 
案内所とカウンター。ここで同じように乗船名簿に記入する。御蔵島まで1510円
也。はり紙がしてあるだけなので、気を付けよう。

 
これがえびね丸。御蔵島はエビネランの自生地としても知られており(もちろん採集
禁止)、それが名前の由来だ。ちなみにもう一つあり、それは黒潮丸。これも黒潮が
目の前を通っているからだろう。船体にはエビネランを模したマークがある。

様々な荷物を積み込み、私達も乗船した。いよいよ、御蔵島に向かって出発だ!