この日は巴陵(バロン(日)/パーリン(中))での採集だ。このポイントは台湾に
を訪れた虫屋だったら一度は訪れてみたい所だろう。しかし、林務局の取り締まりが
あり日本人だけの採集は極めて難しい。
この日は朝7時に起き、ホテルに先日紹介してもらた曽さんに迎えにきてもらった。
今、泊まっている台北のホテルから桃園市の(トウエン/タオヤン)ホテルに移動す
る為もあった。曽さんは単語程度だが英語も喋る事ができる。これは中国語になじみ
のない我々にとって大助かりだった。
高速公路に乗り、桃園市に向かう。ホテルはチェンさんを通じて今までと同じクレー
ドと頼んであるので間違いはないだろう。着いたホテルは『南華大飯店』4梅(最高
は5梅でミシュランの様なもの)であった。値段はどうかなと思って聞いてみると高
くはない。宿泊予定をつげると、複数日宿泊なので割り引きしてもらった。台北のホ
テルでは毎日その日の分を先払いしていたが、ここは後払いでOKだった。このホテ
ルも中日英語が通じた。
我々が宿泊する部屋に荷物を下ろし準備をする。窓からの眺めは低い建物の立ち並ぶ
喧騒とした風景だ。
曽さんの車に乗り巴陵へと向かう。夢にまで見た採集地でスギリンは興奮気味だ。蛇
足だか私は中国語読みでアンター、スギリンはサンプーと読む。
ここ桃園の中心部からは巴陵までは3時間程の道のりだ。その道は細く曲がりくねり
車に弱い人ならば間違いなく酔うだろう。ちなみにバスもある。
パーリンに近付いた印でもある赤い橋。ここに来るまでスギリンはすでに野◯ソをし
ていた。アハハ、、、
しばらく進むと町並みが見える。
これがパーリンの町並みである。ここには巴陵、中巴陵(チュンパーリン)、上巴陵
(シャンパーリン)と道ぞいにあり、観光地となっている。
この時期は水密桃と言って桃が販売されていた。私が地元で見る桃よりひと回り小
さい小振りの桃である。
25日に撮影した露天の模様。結構美味しかった。機会があれば味わってみては?
昔の日本の観光地の様である。