8/30〜31:採集4日目、そして福島へ帰る。

今、ここを作成しているのは奄美から返ってきて2ヵ月も経ってからなのです。
多少、記憶が薄れてきてますがご了承ください。

4日目は、昨日の疲れがあるものの宿に返ってきてから飯を食い、そして、
短い眠りに着きました。目が冷めたのは昼頃でした。菅藤さんの部屋に行くと
標本の整理というか、標本を見てニタニタしていました。
そりゃ、そうですよね!なんたって、78ミリオーバーのアマミノコですもん。

 
アマミノコギリ♂小型と特大    アマミヒラタ65ミリ

上のヒラタもアマミヒラタらしいヒラタでビューティフォーです。

 
そして、昨日持ち歩いていた蛍光灯に飛んできた特大♀です。
残念な事に、前胸背板が割れています。それにしても立派な♀です。


スジブトもいます。


全部では、ありませんがこんな感じです。真ん中は、カミキリ、コメツキ。
左下は、ハナムグリ系です。


オマケデ?サソリモドキも採集してきました。(特大サイズ)
ちなみにちょっと臭いです。(サソリじゃないよ。)

まっ、昨日の話しをしていたのですが腹が減ったので弁当を買って来て食いました。
しばらく眠って、安達は名瀬市に買い物に行きました。菅藤さんは、曝睡。
タウンページを見て、奄美、徳之島のペットショップに電話をしてクワガタを扱って
ないかと聞いてみましたが、残念ながら扱っているところはありませんでした。
ネブト、ヤマトサビ、ほしー、、、。

安達が帰って来てみると、菅藤さんはまだ寝ていました。
安達もしばし寝ます。(安達は、どこでもいつでも寝れる。)

やがて薄暗くなって来たので、菅藤さんを起こし飯を食ったら宿を出てそのまま採集
して帰ろうと言う話しになりました。

そして、飯を食って、お金を払い最後の採集に出発です!

(もう、画像がない、、、)
ポイントに到着すると、車を止め歩ってトラップが仕掛けてある場所まで行きます。
すると、前方より車がきました。ん?どうやらクワガタ屋の様です。(2人)
しかも、地元の強者?の気配が、、、。
ルアーケースを見せて貰うとアマミミヤマが5〜6頭入っていました!
話しをしましたが、やはり地元のかなりのクワガタ屋の様です。
とりあえず、住所を交換しました。そして、この方にミヤマの採り方、
シカの採り方なども教えて貰えることになりました。
そして、この方をH氏としましょう。

トラップには、相変わらずヒラタが付いています。


昨日、特大ノコをゲットした付近で菅藤さんはシカをペアで採集しました。
相変わらず、ネブトは出ません。

そいて、H氏の軽自動車を追いかけます。
すると!!!!!
窓から懐中電灯の明りが左右に2本伸び、物凄い早さで電柱を見ていきます。
菅藤さんと私は、『スゲー!』『スゲー!』と連発して追いかけて行きました。

原生林の林道に入り、しばらくすると、前を走っていた軽自動車が止まって
いました。(林道は、細いので軽の方が早い)
アマミミヤマを発見したようです。
しかし、話を聞いてみると落としてしまった様です。
H氏の話では、落ちてしまったミヤマは1時間もすれば、また同じ電柱に
登るそうです。もう一つ、びっくりした事があって、アミも使わずに素手で電柱に
登っていると言う事です。『これが、一番!』と言ってました。
しかも、大きいミヤマにかぎって電柱の先端部分にいる事が多く、確実に採集する
にはこれしかないそうです。(この話は、あとで身にしみた)

♀に付いては、アマミミヤマほどレアなものは無いかもしれません。
なぜなら、採れないんですというか、いないんです。
H氏にも聞いてみましたが、シイの木の細い枝先や、ホントに稀に電柱に付く事も
あるらしいが、1シーズンせいぜい5頭も採れれば凄い事らしいです。
(毎日通っているのに)♂がこれだけいるのだから、♀がそれに合うくらいいても
おかしくないのですが、本当に不思議な事です。

次は、シカのポイントに案内してもらいました。(途中ヒメハブ発見!)
そこは、した草が綺麗に刈られハブが居ても直ぐ分るようになっていました。
安達が仕掛けた所は、その場所に当てはまっていて、良い所に掛けているねと
言う事だった。大きさは、30ミリ前後の物しか採れなく、図鑑に載っている大歯型
なんて採れないとも言っていました。(トラップには、付いていなかった。)

ここで、私達はH氏と別れ、更に奥へと進みました。
林道内の電柱にアマミミヤマらしい物が付いていました。
その高さは、半端じゃなく5メートルの如意棒を以てしても届かない高さです。
そこで、1、8の如意棒を取り出しビニールテープで繋げたのでした。
(菅籐さん!準備がいい!)
安達とのコンビは、もうバッチリで多少苦労したもののネットに納める事が
出来ました。その固体のデカイこと!48ミリもありました。


昨日ベーツヒラタを採集した場所まで来ましたが、結局ボウズでした。
相変わらず、林道に点在する舗装道路や木の幹にはサソリモドキがいます。

H氏は、林道の入り口で、携帯用の蛍光灯でトラップをしていました。
そこに、合流して明かりを囲んでクワガタ話に花を咲かしていました。
その時!一台の車が近寄って来るではないですか!?
よ〜く見るとパトカーだったのです。車から警官が降りて来て、
職務質問されました。しかし、『なにしてるな?ん?虫採り?気を付けてね』で
終わってしまいました。免許証も必要無かった、寛大なのか、私達みたいなが結構
いるのか、ちょっと拍子抜けしました。

話は、灯火採集にもどってっと、、、
ここでは、こんな携帯用の物で十分だとのこと。実際、昨日の成果を見ると
そうなんでしょうね。なんて、楽なんでしょう。虫の濃さを物語っています。
しかし、今日は虫は寄って来ませんでした。そのうちに、充電池もなくなり最初の
場所に戻りました。まず、H氏が70ミリ程のアマミノコを採集しました。
(私達が、もらった)その、木の下を見るとナ、ナント!30センチ程もある
ナメクジが這っているではないですくぁ〜!管籐さんと私は、言葉を無くしました。
(写真撮ったんだけど、露出不足で写ってなかった。残念)

こんな感じで、大の大人4人がクワガタ採集にふけるのでありました。
しかし、それからは採集成果もあがらず、最後にアマミネブト♀をもらって
標本交換の約束をして別れたのでした。(もう少し、早く出会っていたら、、、)
Hさん&後輩さん、ありがとうございました。

彼等と別れた私達は、昨日休んだ展望台へと向い休憩する事にしました。
そこで、毒瓶からクワガタ等を取り出し、また、クワガタ話しにふけるので
あった、、、。そして、何気なく展望台の壁を照らしたら、何かが付いていました。


なんと、ナナフシ発見です!名前は、分りません。
(これは、福島むしの会の知り合いへのお土産になりました)
ラッキーでした。

一眠りして、採集へと出かけましたが、これ以上は成果が上がりませんでした。
2人で『御苦労様!』と言って、帰る準備をして車に乗り込むのでした。
えっ?トラップはって?もちろん放置なんてしません。
H氏に譲ったのでした。あとで、そのトラップで採れた標本ももらってWで
ラッキーでした。

途中の街灯のしたで、安達がオオシマゼミ♀を採集。その時、車内にいるハサミムシ
を菅籐さんが採集。後で分かった事ですが、このハサミムシが大変貴重だったらしく
虫の会の人に『どうやって、採ったんだ〜』と言われましたが、車で
採ったのでした。

途中でどうしても眠くなり1時間程睡眠を取り、奄美空港に向かうのでした。
レンタカーを無事かえし、安達はクワガタと貴重品以外を宅急便で送りました。

時間が来てしまったので、後ろ髪を引かれる思いで奄美大島とさよならです。

ぐっばい、あまみ!あでぃおす、あまみ!さいちぇん、あまみ!
また、くるよ〜!

鹿児島空港まで行き、そこで乗り換えて羽田まで帰って来ました。
福島に付いたのは、6時頃でした。菅籐さんを車で送る時、ラジオを聞いていた
のですが、『ダイアナ妃死亡』のニュースが流れていました。
そう、8/31はそんな事があった日なんです。

まっ、こんな感じで無事帰って来ました。
そして、掲載を初めてから完成するまで(12/8)の間、楽しみにしてた方々
ありがとうございました!是非、あなたも採集に行ってみませんか?
楽しいですよ!

では、また本格的な採集に行くまで待ってて下さいね!
バイバ〜イ!